Most Much!/Jimmy Forrest
(Prestige 7218)
(Prestige 7218)
セントルイス出身のJimmy Forrestはコテコテ系テナーとして、愛読するジャズ批評「コテコテデラックス」には記載されていますが、ベイシー、エリントンの両有名楽団でもプレイしたメインストリームよりのプレイでも知られています。本日は61年の録音弟でコンガを配したクインテットのセッションを収録したプレステッジ盤をアップいたします。
メンバーはJimmy Forrest(ts), Hugh Lawson(p), Tommy Potter(b), Clarence Johnston(ds), Ray Barretto(conga)のクインテットです。ジャケ裏のパーソネル表示欄にはコンガが記載されていないので、チャカポコを毛嫌いする方にはややきついかもしれないですね。当方は、オルガンだろうがチャカポコだろうが何でもOKの体質ですので、バレットのコンガとフォーレストのブローの応酬は却って快感に聞こえます。全体的にフォーレストのおおらかなブローが聴きものですが、サイドAではA-3の“枯葉”がいいですね。ローソンのテーマの提示から前半は淡々とリズムセクションのみで展開し、フォーレストがソロからいきなり絡んでくる展開で結構意表をついたアレンジに驚きます。サイドBではB-1の"soft winds", B-2の“Robbin's Nest"と得意のミディアムテンポの曲でのホーキンス、ウェブスター路線のプレイがなかなかにいいですね。またピアノのローソンがファンキーなフレーズを連発で聴き応えがありますね。
以前にblog仲間のbassclefさんが、ブラック&シルバーのBergenfield, NJ盤をアップしていましたが、自分のもまさにそれです。ブラック&シルバーのステレオ盤もあまり手持ちがないもので、自分に取っては貴重です。