67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

雨にはヴァイブラフォンの爽快な音が似合うかも?

2009-07-02 03:31:35 | jazz & vocal
Vibes On Velvet/Terry Gibbs
(EmArcy MG36064)


 ジメジメした雨が続きますね。今日は高知地方も結構激しく雨が降りました。こんな湿気の多い蒸し暑い晩にはクーラーを除湿にしてカラッとした雰囲気で行くヴァイブラフォンもいいモノです。少ない編成のカルテットぐらいの編成のヴァイブもいいですが、今晩はやや編成が大きいもののメタリックなサウンドで定評があるテリー・ギブスを聴いてみましょう。アップ盤は5サックスの分厚いバックグラウンドのアンサンブルを従えたエマーシー盤です。

 テリー・ギブスは1924年生まれと言いますから,ミルト・ジャクソンとほぼ同年代と言えます。Woody Herman, Buddy Rich, Benny Goodman等のバンドで活躍し1950年にはMetronomeとDown Beat誌のポールウィナーとなっており結構古いプレイヤーであることがわかります。好きなヴァイブプレイヤーとしてハンプ,バグス,テディ・チャールスをあげています。彼自身はヴァイブの他にドラム,ピアノ,ティンパニなどもプレイしていたようですね。さて,本アルバムは55年の録音で、メンバーはSam Marowitz, Hal McKusick(as), Ray Black, Frank Socolow(ts), Al Epstein(bs), Terry Gibbs(vib), Terry Pollard(p), Turk Van Lake(g), Herman Wright(b), Jerry Segal(ds)からなるテンテットで, Manny Albamがアレンジャー・コンダクターとしてクレジットされています。演奏は,スタンダードを中心(A-1"Autumn Nocturne, A-5"For You, For Me For Evermore", B-1"Smoke Gets In Your Eyes", B-3"Mood Indigo", B-4"It Might As Well Be Spring")に熱いサックスアンサブルにのせてGibbsがソロを披露すると言う比較的ユルイ内容です。個人的にはテリー・ポラードのピアノが聴きたい所ですがソロはほとんど無いようですね(涙)。

 所有盤はEmArcyのドラマー,モノラルブルーラベル盤です。モノラルカートリッジならぶ厚いアンサンブルの表出は完璧ですね。 マレットをアップにしたカバーもいい感じです。