67camper's Blog

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オケがバックだがジャケット最高のレイ・ブライアント

2009-07-08 06:59:08 | jazz & vocal
Hollywood Jazz Beat/Ray Bryant
(Columbia CL1867 canadian press)


 ジャズメンが映画音楽を取り上げるのは、ボーカリストなら至極当たり前の行動なのでしょうが、プレイヤーが映画音楽を取り上げオケをバックに録音をするのは比較的珍しいのではないでしょうか?このようなポピュラリティが高い作品は、エロール・ガーナー、オスカー・ピーターソン、ラムゼイ・ルイス、アーマド・ジャマルなどにはありそうな気がしますが、どうでしょう。本日はRay Bryantの映画音楽集をアップしてみたいとおもいます。

 演奏はリチャード・ウェスのオケがバッキングを務めます。レイは12曲の映画音楽を巧みに処理して行きます。あるときはピアニスティックに、あるときはブルージーに・・・。A面が"Green Dolphin Street", "Ruby", "Invitation", "Secret Love", "An Affair to Remember", "The High And The Mighty"の6曲、B面が"Exodus", "Laura", "Three Coins In The Fountain", "El Cid", "Tonight", "True Love"の6曲です。レイのポピュラーへの見事な対応は他のArgo等の録音にもみられますがオケのバッキングとの相性もいい感じです。個人的には、各面トップの"Green Dolphin Street"と"Exodus"が好きですね。

 所有盤はカナダ盤で、6eye, バーガンディラベル、シルバーロゴのモノラル盤です。レイと言うとソロが有名ですが、このような大編成でもそれなりに楽しませてしまう実力はやはりさすがとしか言いようがありませんね。ディレクターチェアに美女を組み合わせた真っ赤なカバーが秀逸です。