67camper's Blog

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ベティ・ベネットとアンドレ・プレヴィン

2006-06-01 04:49:53 | jazz & vocal

 Nobody Else But Me/Betty Bennett
(Atlantic 1228)  

 トウモロコシで有名なネブラスカ出身の白人歌手Betty Bennettを語る上で、アンドレ・プレヴィンははずせません。先日UPのダイアン・キャロルでもそのトリオの素晴らしいバッキングが聴かれましたが、 本日アップのこのアルバムでもピアニスト、演奏陣のアレンジャーとして彼が活躍しています。こうやってみると、ヴォーカルアルバムへの彼の貢献度が凄い事 がわかります。さらにプレヴィンは当時Bettyの夫であった訳ですから、このような良い仕事で来たのもうなづけますね。彼女のアルバムは、もう一枚UA 盤を所有していますがここでもプレヴィントリオがバックを勤めており、Bettyとのgood collaborationが聴かれます。Betty自体はジャジーなセンスあふれるポピュラー歌手ですがなかなかの美人です。  

 さて、このアルバムは、3つのセッションからなり、西海岸の名だたるプレーヤーがバックを勤めます。Shorty Rogers(tp, flh), Frank Rosolino(tb), Bob Cooper(ts), Jmmy Giuffre(tb), Barney Kessel(g), Shelly Manne(ds)の名前がみえ、彼らのソロも随所に聴かれ、アルバムの価値をさらに高めているように思います。これらの著名なプレーヤーを統括したのが 2人のアレンジャー、夫君のプレヴィンとアトランティクレコードの音楽監督であったショーティ・ロジャースです。

 

  画像はバックカバーに載せられたフォトです。1955年録音でロジャース・プレヴィンともに若いですね。演奏曲もタイトル曲"Nobody Else But Me", "You're Driving Me Crazy", "Mountain Greenery", "You Took Advantage of Me", "Have Yourself A Little Merry Christmas"など渋い選曲がうれしいですね。
  アトランティックのブラックレーベル、シルバーロゴで当然モノラル、オリジナルです。結構、幻化していたアルバムで入手困難盤ですよね。