67camper's Blog

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Claire Austinの失恋ソング集

2006-06-27 01:46:31 | jazz & vocal
"When Your Lover Has Gone"/Claire Austin
(Contemporary C-5002)


 コンテンポラリーのボーカルアルバムと言えばヘレン・ヒュームスが有名だがこんな白人女性ボーカルもいいですね。元々はブルース畑の歌手のようですが, バックがジャズ的になるとこんなラブソング集も作れるぞみたいな、いい味のアルバムです。お持ちの方も多いかも。コンテンポラリーのpopular seriesの一枚としてリリースされたアルバムでCの5000番台というのも珍しいですよね。

 伴奏陣はBob Scobey(tp), Barney Kessel(g), Stan Washington(p), Morty Cobb(b), Shelly Manne(ds)というとってもジャシーなメンバーで彼女のやや低めの粘りのある声と良くマッチしていいますね。A-1のタイトル曲"When Your Lover Has Gone"でまずノックアウトですね。Scobeyのトランペットのからみが最高です。A面ラストのラバカンのゆったりとしたノリもいいですね。間奏の ケッセルのソロも美しいですね。B面のThe House Is Hauntedは彼女の最も得意とする曲調かもしれません、ブルース的でここでもScobeyもミュートトランペットが活躍します。"Someone To Watch Over Me", "Come Rain Or Come Shine", "What Is This Thing Called Love"のスタンダードの歌唱もなかなか聴き応えがあって良い仕上がりです。

 オフフォーカスのモノクロのカバーもなかなか粋で、コンテンポラリーでは珍しいスタイルですね。バックカバーもタイトル部分に黄緑の背景が使われていて結構凝ってます。グリーンのセンターレーベルですが、ポピュラーシリーズではどれがオリジナルなのでしょうか???