サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

薄れていく記憶

2018年09月12日 21時12分11秒 | 今日のサキさん
今日もサキさんの夕食介助に行ってきました。

今日は、お姉さんは仕事で、私一人での介助になりました。

今日の食後のサキさんです。


最近のサキさんの写真は、判で押したように同じ表情、同じ構図。
苦虫をかみつぶしたような・・・、そんな表現がぴったりの写真ばかり撮れてしまいます。

それでも、今のサキさんには、これが精一杯の笑顔なのかもしれません。

いつか、本物の笑顔に会えることを楽しみに、これからも介助を続けていきます。


おちょぼ口で、なかなかご飯が口に入っていかないサキさんを見ていて、ふと思い出しました。
サキさんは、食べっぷりの良い人が好きでした。
大きな口を開けて、おいしそうに食べてくれる人を見ているのが好きだ、そう言っていたのを思い出しました。

サキさんが家を離れてから丸4年。
サキさんの記憶(介護も含めて)が、ぼんやりとしだしてきました。

もちろん、サキさんが元気だったとしても、昔の記憶は少しずつ薄れていくものです。でも会話の中で昔のことを話題にしながら、思い出を再確認することができたと思います。でも、私一人なので、私たちの記憶は次第に・・・。

これからは、意識して以前の記憶を呼び起こす必要がありそうです。サキさんとの記憶を確実に呼び起こし、記録していきたいと思います。


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