サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

サキさんの右の黒目が

2019年11月04日 15時41分59秒 | 今日のサキさん
サキさんのところに行ってきました。

ベッドで寝ているサキさん。でも、スヤスヤという感じではなく、10秒おき間隔ぐらいで「ハッハッ」っと少し苦しそうな感じで息を吐き出します。

1時間近く見守っていましたが、あまり変わることなく苦し気な呼吸を繰り返していました。何もなければよいのですが。



そして、サキさんの昼食。

トロミ食です。
いつもと同じように、あまり食べてくれません。目も閉じたままです。時々、思い出したように口を開けてくれますが、あまりはかどりません。

途中、サキさんがうっすらと目を開けた時、ある事に気づきました。

右目の黒目が、まっすぐ前を向かずに右に寄っています



サキさん、顔は前を向いていても、目はいつも右を向いていたのかもしれません。私は、いつもサキさんの左側、あるいは、正面やや左から介助をしていました。私の時より、はるかに食べてくれているお姉さんは、サキさんの正面やや右側から介助をしています。サキさん、私の介助の時はほとんど見えていなかったのかもしれません。

そこで、サキさんの正面やや右に位置を変えて、昼食介助を再開しました。すると、それまでとはうって変わって、口を開けてくれる回数が多くなりました。

完食とはいきませんでしたが、前回の私の介助の時より、はるかにたくさん食べてくれました。スタッフさんも、いつもサキさんの右側から介助していると言ってみえました。

今日はトロミ食だったからたまたま食べてくれたのかもしれません。今度の水曜日の普通食の時にもサキさんの右側から介助してみようと思います。