サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

耳マッサージでサキさんに刺激を

2019年08月15日 16時24分10秒 | 今日のサキさん
台風の影響で、岐阜でも風が強くなってきました。
お盆休み最終日の今日は、昼間ゆっくりとサキさんのところに行こうと思っていましたが、不要・不急の外出は避けると言う事で、一日家にこもり、家族の会の岐阜県版の会報誌「れんげ」の編集作業をしています。

さて、昨日のサキさんですが、相変わらず表情は冴えません。でも本当に時々、しかも一瞬ですが目を閉じながらもとても穏やかな、安らかな表情をうかべる時があります。


ほんの一瞬なので、カメラを構えるともう険しい表情に戻ってしまいます。

昨日はカレーライスでした。でもお腹がいっぱいなのか(昼に、施設の8月生まれの人の誕生日会で、おいしいものをいっぱい食べたそうです。ケーキも)あまり食事は、はかどりませんでした。

大好きなジャガイモも、トマトのサラダもあまりすすみません。でも途中がんばって、大きならっきょうを取り込んでくれました。その後も、あまりはかどらないまま、そのまま食事終了。

その後の歯磨きの時、口の中から「らっきょう」が、いっぱい出てきました。口の中に取り込みはしたけれど細かく咀嚼することができず、飲み込めないまま口の中に残ったようです。

昨日も食事の前後にマッサージ。
特に耳へのマッサージの時の反応が一番大きかったです。(周りから見ると、私がサキさんの耳で遊んでいるようにしか見えなかったかもしれませんが)

サキさん、目を思いっきりつぶったり、声を出したり(3回程うめき声)して反応してくれました。ただ、嫌がっていただけかも知れませんが・・。

これからも刺激を与え続けていこうと思います。


13日、とてもお世話になった富山のライトレールです。高岡市のライトレール・万葉線にもお世話になりました。道路を走る電車。自動車、バスとちゃんと共存していました。電停はしっかり縁石で道路と分けられ、利用者を守っています。

岐阜市にも以前は市内電車が道路を走っていました。しかし、車社会の波に押され、廃止されてしまいました。廃止された自治体と、今も路面電車が走る自治体。違いは何なんだろう。

車の運転にとって「じゃま」な存在でしかなかった岐阜市の路面電車。きちんと路面が区分けされてなくて、電車のいない時は路面は車であふれていた岐阜市の電車。きちんとすみ分けされていた富山のライトレール。熊本や広島の路面電車もそうだったような気がする。だから今も存続しているのだろう。

路面電車、何か本当に漠然とですが、

どこか「認知症」と似ている。(気がする)