映画、【風と共に去りぬ】が大大好きなわたしの
スカーレットオハラから学ぶ認知行動療法
映画、【風と共に去りぬ】を見たことがある人はご存知かと思いますが
主人公、スカーレットの強く逞しく、自由奔放に生きる姿にはまさに圧巻です
人を惹きつけてやまない美しい美貌
性悪女に見えつつも、その裏には真っ直ぐすぎるくらいの素直さと優しさを感じることが出来るから不思議です
そして、スカーレットの役を見事なまでの演技で演じきっている大女優、ビビアン・リー
彼女の演じたスカーレットを、彼女以上に演じることが出来る女優さんは絶対にいないとわたしは思う
不朽の名作として風と共に去りぬが大人気の理由のひとつに、スカーレットのあの性格が挙げられると思います
どんなことがあっても彼女は決してひるまない
人を騙そうとも殺そうともこき使おうとも…(笑)
どんな困難にも這い上がろうとするその姿勢には、性悪女であることも忘れさせてくれちゃうくらい…
その生き様は熱く強く、心の内側からメラメラと沸き上がってくる何かを感じさせられます
今日は、そんな強く逞しく生きるスカーレットからわたしが学んでいる認知行動療法的な考え方について
それは映画の名台詞でもある、「Tommorow is another day」
映画の最後のシーン、愛する人が去って行ってしまった時にスカーレットが言うセリフですね
これはスカーレットの口癖とも言われていますが、映画では“明日考えよう”と訳されることが多いようです
Tommorow is another day とは、”明日は明日の風が吹く”ということ
これこそわたしがスカーレットの口癖から学ぶべきこと
是非取り入れていきたいところであります
頭の中ではしきりに思考が動き回り、大忙し
不安や心配事、まだ起きていもいないことを考え、さらに不安や心配を増殖させる
悪い方向への無駄な空想妄想
もし〇〇だったらどうしよう…
挙げればきりがありません…
この思考力空想力は時に役に立ちますが
使い方を間違えると、うつ病・情緒不安定・神経症まっしぐらです
精神的な問題を抱える人に多くみられるのが、《不安が襲ってきたらどうしよう、という、、不安を感じる》
これがどれだけおかしいことか分かりますか?
”泥棒が入ってきたらどうしよう…”と、
毎日四六時中考え、入られてもいない泥棒に怯えているようなものです
不安を感じるのが不安という、なんともおかしな状況の中で生きているのです
そんな人は、不安から逃げるのはやめた方がいいです
不安から逃げようとしない方が良いです
泥棒が入った時にまた考えればいいし、泥棒が入ったからといって、ちょっと一文無しになるくらいで、また一から出直せばいいだけです…
(そんな簡単に言うなよ…)と思う人も多いかもしれませんが、思考はただの思考に過ぎません←ここ超重要ポイントテストに出るよ
思考を物化する姿勢はとても大切です
たとえば、彼氏に振られた…悲しいどうしよう…生きていけない…
こういった思考を、物化して、一旦ゴミ袋にしまって明日のゴミの日に出してみましょう
また現れるかもしれませんが、それでも良いです
今度は風呂敷に包んで押し入れにしまってみても良い
なぜこんなことをするのかというと
不安症の人は、起きていもいないことを無駄に思考するという形で時間の浪費をしていたり、
大したことではないのに大袈裟に捉える傾向があります
次にもっといい彼氏をゲットすればいいだけじゃん←これが出来ないの。。
(もちろん本人にとっては、”それ”が一大事であると信じてやまない)
だからずっと頭の中が不安や恐怖でいっぱいになります
これでは、起きてもいないことが今!起きているのと、脳内においてはさほど変わりありません
その不安を考えるのをやめましょうとは言いません
(なぜならそれは無理だから…)
考えても良いけど、それは明日考えよう
「Tommorow is another day」にするだけで良いのです
現に、今日の不安は、1週間後はまた違う不安にすり替わっていることだってあるはずです
現に、過去にわたしが心身すり減らして挑んだ不安事心配事というのは、果たして今になって思えば本当に重大な不安や恐怖だったのか???ということです
案外どうってことないことだったりします…
不安や恐怖を常に*反芻(はんすう)してしまう傾向がある人は、脳構造的にそうなってしまうという、自分の脳の特徴をよく理解しておくべきです
*反芻…繰り返し繰り返し何度も味わう事
不安や恐怖だけで今という瞬間を無駄に過ごすのは、とてももったいないことです
わたしも当てはまるかも…と思った人は、是非練習して訓練して、試してみてください
(すぐに変わると思ったら大間違いコツコツ地道にやっていきましょう)
わたしの大好きな映画、風と共に去りぬのスカーレットオハラを演じたビビアンリー
彼女の人生もまた情熱に溢れる生き方をした女性ですが、晩年は躁鬱と精神疾患に苦しんでいたのは有名な話です
彼女は不安や恐怖や孤独を常に抱えていた…
歳を重ね症状が酷くなると、不安が襲うさなか、舞台裏で震えながらも、出番になるとまるで人が変わったように、
先ほどの彼女の様子を疑うほどの演技をして見せたといいます
ビビアンリーの演じたスカーレットオハラのように常に周りの人を惹きつけた彼女ですが、内面はスカーレットとは対照的に気配りの出来るやさしい人柄だったそう
W不倫の末にビビアンは念願の男性(ローレンスオリヴィエ)と再婚を果たしますが、それでも家族ぐるみで仲が良かったのはビビアン・リーの人を惹きつける魅力と優しい人柄の賜物だと思ってしまいます…
わたしが大大好きなビビアンリー
彼女の演じたスカーレットを思い出しながら、わたしは今日も「Tommorow is another day」
を心がけ、今この瞬間だけに意識を向けるようにしています
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