分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

貧血、鉄不足のお話3

2016年07月22日 | 身体・健康
分子整合栄養医学からみる貧血、鉄不足のお話(つづき)

疲れやすい、疲れがとれないなどの様々な慢性疲労にも密接に関わる鉄不足

鉄の重要性が分かってきたところでその種類について

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があります

ヘム鉄は主にレバーや赤身肉などの動物性食品に、
非ヘム鉄はひじき、ほうれん草、プルーンなどの植物性の野菜果物に多く含まれると言われています

が!しかし、非ヘムは非常〜に吸収が悪く、ほとんどが便として排出されてしまいます

更には、老化の原因とも言われる活性酸素を生み、胃腸粘膜を痛めるのです
(ちなみに、病院で処方される鉄剤はほぼこの非ヘム鉄らしいです)

そのため、鉄のサプリなどで胃がムカムカしたり、活性酸素によって逆に具合が悪くなる人もいます

鉄分を摂るためにほうれん草や、健康志向をうたった砂糖たっぷりのプルーンのヨーグルト風味の飲み物とか飲んでる人いるけど、、全くもって(言い過ぎ?笑)無意味と思った方が良さそうです

鉄不足を補おうと、ほうれん草を買ったりプルーンを買っても、その保有量をそのまま吸収出来ないのなら意味がありません

(けれど、他の栄養素を摂るという意味ではどちらも大切な食材です!鉄以外にも沢山の栄養が含まれていますあくまで"鉄分を補う"ということに関してです)

ほうれん草から吸収出来る鉄なんてアリさんのうんち程度かもしれません

また、1日分鉄分などをうたったプルーンジュースなども販売されていますが、プルーンしかり、プルーンジュースしかり、砂糖の塊を食べているようなもの

"1日分の鉄"なんてパッケージに書いてあったら、ついつい買ってしまいますよね
完全な企業のイメージ戦略にハマってるかも?です

ということで、食べ物から"鉄"を摂ろうと思ったら、保有量吸収量でみても、圧倒的にお肉を食べることの方が効率的なようです
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 貧血、鉄不足のお話2 | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

身体・健康」カテゴリの最新記事