分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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気ままに綴っています

ホエイプロテインの注意。メリット・デメリット

2021年02月06日 | 身体・健康

今日はホエイプロテインの話

ホエイプロテインを
飲んでいる人は多いと思います

 

消化・吸収が早く
すぐにエネルギーになるし、

 

運動後の筋肉増強目的や
運動時のエネルギー補給

低たんぱく解消
(栄養療法の一環)

 

解毒力(グルタチオン)アップ
を期待して。。

 

などなど

 

摂る目的も色々かと思いますが、
今日はホエイプロテインを
沢山摂っている人が

知っておくと少し安心な
ホエイプロテインの注意点

ホエイプロテインの
メリット・デメリット

 

1、フードアレルギーに注意

これはホエイに限りませんが、
(カゼインではないにしても)
ホエイは乳タンパクでアレルギーには注意が必要です


わたし乳アレルギーじゃないから
と思っている方も多いと
思いますが、

 

ここでいうフードアレルギーは
IgG・遅発型のフードアレルギーも含みます

 

遅発型フードアレルギーは
即時型のアレルギーと違い
症状が数日後に出るという

 

さらに、頭痛や肩こり、
めまい、怠さ、湿疹

などなど

 

まさかこれがアレルギーの症状?!
とは思わないような
ものが、遅発型フードアレルギーの
症状だったりします


わたし自身、乳アレルギーでは全くありませんが
過去、遅発型フードアレルギーをしてみると
乳製品関連はやや高めに出ています



 

 

あまり知られていない
遅発型フードアレルギーですが、

毎日大量にガンガン飲んでいる人は

たまにヘンプや
大豆(甲状腺機能と胃腸がNGな人にはおススメ出来ない

ライスなど、

ローテーションしておくのが
おススメです

 

 

2、胃腸機能に見合っているか


そもそも、プロテインが
飲める人は胃腸に問題がないことが前提です

 

プロテインを飲んで、

やたらガスが出る

お腹が張る

膨満感がある

おならが出る、臭い

お腹がグルグルする


などなど

そんな症状がある人は、
消化が上手くいかずに、

胃や腸に負担になっている可能性があります

 

プロテインはやめて、
ボーンブロススープや
かつおぶしの粉など、

地味に地味に
タンパク補給していくのがおススメです

 

わたしは市販のプロテインバーで
食べた後すぐにお腹が張るものが…
結構あります

これとか…

 

食べたあとすぐ、
ほぼほぼお腹が
パンパンになります




3、システイン過剰の問題

これはレアケースかもしれませんが、
ホエイプロテインを摂る
メリットのひとつでもある
システイン

 

(ホエイプロテインにはシステインが多いんです


システインは解毒の要
グルタチオンの材料になります



そのため、
解毒能をアップさせたい


解毒力アップ活性酸素除去目当てで
ホエイプロテインを選択する人も
中にはいると思います

が、しかし


システインが過剰になると、
メンタルや体調不良が出る人がいます

 

ワインを飲むと頭痛がする人は
ちょっと注意ですよ🍷


システインの過剰は、
CDO酵素活性がおき、
亜硫酸塩の過剰に繋がるそうなのですが、

 

この亜硫酸塩の代謝の流れが
遺伝的に上手くいっていない人…

ごくたまにいるようです



ワインで頭が痛くなる人
と書きましたが、
ワインには添加物として亜硫酸塩が含まれます

(他、冷凍エビやドライフルーツなど)
酸化防止剤の役目をしているようです



ワインやエビを飲んだり食べて
なんか頭痛がする人は

普段から亜硫酸塩を含む食品を摂ると
具合が悪くなる人で、

亜硫酸塩を代謝する酵素に
不具合がある可能性があります


そんな人が、システインを摂ると
(ここではシステインを多く含むホエイプロテインですが)

亜硫酸塩がどんどん溜まってしまうのです

 

 

亜硫酸塩と言われても、
わたし、イマイチピンときませんが

硫黄と考えて良いと思います



システインには化学式S(硫黄)が含まれますが
この硫黄を代謝するのが苦手な人たち

硫黄不耐症と呼ばれるそうです

 

アブラナ科の野菜、ニンニク、

すべてS(硫黄)を含みます

お肉やお魚に多いメチオニンもそうですね

 

ニンニクを食べて具合が悪くなる

卵を食べると頭痛

頭が痛くなる…

なんていう人がいたら、

ホエイプロテインにはちょっと注意です

 

硫黄不耐症の診断でも
されてもいない限り、


硫黄を含む食べ物を
食事から摂取する程度では
そこまで気にならないかもしれませんが、

ホエイプロテインという形で
毎食毎食、ガンガンに摂っていたりすると、

システインが過剰になり過ぎることで
具合が悪くなる人も
中にはいるかもしれません



システインでグルタチオンを
増やしたいはずが、

システイン過剰により
CDO活性が起きると、

グルタチオン経路が抑制されることが
分かっているそう…


良かれと思ったシステインで
逆にグルタチオンが低下する
ということも考えられますね

 

ホエイプロテイン摂りすぎて、
なんか具合が悪くなったな?

と感じる時は

この3つを疑ってみてください

 


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