goo blog サービス終了のお知らせ 

パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

「プヤ・アルペストリス(ヒスイラン)」観察会

2019年06月09日 | 日記
交野市私市にある「大阪市立大学理学部附属植物園」で、
『珍しい植物の開花が見られます!「プヤ・アルペストリス(ヒスイラン)」』
という観察会に行ってきました。
大阪では、「このはな咲くや館」にあるだけとか。
また、路地に植えられているのはここだけで、
しかも毎年咲くわけではなく、2003年に初開花〜2015年、2017年と咲いて
今年は2年振りの開花とのことで貴重な観察会でした。

学名 プヤ・アルペストリス
英名 ブルー・ブヤ
和名 ヒスイラン
パイナップル科の植物で、アンデス山脈の3,000メートル級の高地で育つ。
とがった枝に花が咲き、花弁が宝石のヒスイのような色をしていることから、
元園長で同大学の岡田博名誉教授が2003年に和名を付けられたそうです。


観察会の案内

    
観察会で配布された資料 

  
樹木名掲示板と開花までの記録掲示



  
三株ありました。
トゲトゲの皮質の葉が広がり、
開花するときは、花序が高く伸びます
花序の高さは2〜3mを超えるようです

  
原産地ではアスパラガスのような花序にミツスイ(鳥)が止まって蜜を吸うそうです。
かって観察会では花の蜜を口にしたらとても甘かったそうですが、
今回は、前日の雨で花に水滴が溜まっていたので残念ながら見送り。
13日に行けば味わえさせたもらえるかも?

 
緑青の花弁に橙色の雄蕊6本に雌蕊1本の花はとても美しい

先生のお話しでは、本来は、ミツスイなどにより受粉し蒴果が出来て種がとれるが、
日本では媒介となる鳥がいないので、以前人工受粉を試みたが実(蒴果)は出来なかった。
同株だったからかもしれないが、今年は異株の花が咲いているので楽しみにしているとのこと。

花が終わるとこの延びた花序の部分は枯れ、また開花の際、延びてくるそうです。



コメントを投稿