パパとりの雑記帳

酉年生まれの後期高齢者。健康不安を抱えながら、新聞、TV等からの情報を元に、好奇心に駆られて、近郊の社寺を中心に散策。

四天王寺番匠堂

2016年04月21日 | 日記
番匠堂は、中心伽藍東重門の外側の傍らに建っています。
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聖徳太子は、日本に仏教を広められると共に、
わが国に朝鮮半島・百済国より番匠と称される数多くの
名工を招請され、高度な建築技術を導入されました。

番匠堂内には曲尺を持つ聖徳太子像(曲尺太子)が祀られています。
前に建つ「六字名号」の石碑が一画、一画を鋸・錐・鉋など
大工道具をデザインした文字で書かれています。

番匠器名号ですが、四天王寺七堂伽藍を創建されるときに
(材料として)大地の産物の命を断ってしまうので、
金槌・ノコギリ・錐などに仏性を入れて、
番匠器(大工道具)で「南無阿弥陀仏」の名号を入れ、
工事の安全と無事建立を祈念したのがはじまりだそうです。
毎年11月22日、番匠堂に於いて、「曲尺太子奉賛法要」が
厳修されてます。

 

 
  
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建築技術の向上と工事の無事安全を願う名号の幟


番匠器名号の実物は軸装されていて、宝物館に収蔵されているそうです。

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