知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『6度目の大絶滅はおこるのか(地球のこと・知らない方が幸せ(2)』 『大地と生命のつながりが絶たれ大量絶滅が始まろうとしている!』

2024-06-11 14:05:25 | 寺院・仏閣・神社・お社
『6度目の大絶滅はおこるのか(地球のこと・知らない方が幸せ(2)』
『大地と生命のつながりが絶たれ大量絶滅が始まろうとしている!』
『今日、多くの生物種が絶滅しているが、人類のせいではないのか?』

過去の五大絶滅の原因は、『自然的な、隕石・小惑星・彗星の衝突、超大陸の形成と分裂、超巨大噴火、地磁気逆転等』が、有力視され、五大絶滅(ビッグファイブ)は、1-4回は超大陸の形成と分裂と関連の超巨大噴火、5回目は隕石衝突説が最新説で、全てが『自然的な大絶滅』です。

繰返しになりますが、生物の殆ど、70%以上が絶滅したのは、5回の五大絶滅(ビッグファイブ)だけで、これらは、自然的な要因で、『人為的な大絶滅』ではありませんが、今、そこに始まっている危機は、地球史上初の『人為的な大絶滅』です。 

ヨーロッパシジュウカラのつがい 左がメスで右がオス

 ウキペデイア情報から引用

大地と生命のつながりが絶たれ、大量の絶滅が始まろうとしている。 最初の異変は森に暮らす小鳥たちに現れた。

オランダの『ブーンデルカンプの森』に生息するシジュウカラ、殻形成が不十分な卵を産む個体の報告が相次いだ。 1983年から1988年の調査で、十分に殻が形成できていない卵の産卵率は、5年間で10%から40%に跳ね上がっていた。

形成不全の卵殻は薄く、小さな穴が多数開いているせいで表面はざらざらしていた。 そのような卵は、乾燥したり割れたりしてしまい、孵化することがなかった。

同様の卵殻形成不十分問題は1980年代は、化学合成剤『DDT』の被害から、鳥類が劇的に復活した時期であった。 1973年にオランダがDDTを禁止していたため1983年代の卵殻不全がこの殺虫剤ではないことは明らかだった。

鳥類が十分に卵殻形成ができなくなった謎を探る手掛かりは意外なところにあった。 メス鳥は健全な卵を産むために必要なカルシウムを十分に摂取できていなかった。 このカルシウムを摂取していたカタツムリの個体数の大幅減少であった。

このカタツムリの減少は、土壌の酸性化によるカルシウムが大幅に流出していた。 土壌の酸性化は大気汚染や温室効果ガスが関係ありそうだと関係者は推測しています。

尾上哲治氏は著書『大量絶滅はなぜ起きるのか』のプロローグ---大地の中に、こう書かれています。

『土壌酸性化の原因として、大気汚染や温室効果ガスの影響がありそうだが、本書では人間活動が自然に与えた影響は議論しない。
重要なことは、大地の変化、すなわち土壌や岩石の科学的変化が、森林生態系の高次捕食者である鳥類にまで影響を与えるという点だ。 以前は見落とされていた『大地と生命のつながり』の一端が明らかになったといえる。 大地ーカタツムリー鳥、これらは、カルシウムという見えない糸でつながれていた。

考えてみると、地球上ほぼすべての生命活動は、カルシウムやリン、カリウムといった、大地からもたらされる生態必須元素(ミネラルともいう)により支えられている。 植物は、根を通して土壌からこれらの元素を取り入れることで生育するし、海の生態系をなす植物プランクトンの活動も、もとをたどれば大地から流出した元素に支えられている。

数万年の長い時間スケールで見ると、生命活動に必要な元素を含む大地(岩石と土壌)は、水や大気による浸食の作用を受け、つねに”新鮮な”状態に更新され、地表に露出している。 そのため、地球の歴史を通してみると、生命活動を維持するために必要な元素は、大地から生態系へと安定的に供給されてきた。

ところが大地に異変が生じると、現代の鳥類に見られるように、高次の生態系にまで影響がおよぶ。 それでは、このまま大地の変化を放置し続けると、地球上の生命は今後どうなってしまうのだろうか?

大地の変化が、どのような魔訶ニズムで大量絶滅を引き起こしたかについては、謎に包まれている。 現代の鳥類に見られる異変は、大量絶滅にのはじまりに過ぎない可能性がある。

現代は『大量絶滅の時代に突入した』と言われて久しい。 そのような中で、大気や水の変化に注意が払われてきたものの、大地の変化が生命活動に与える影響については、ほとんど何も分かっていない。 足元にある大地がいかに生命にとって重要なものかを、認識していただけるようになれば幸いである。』と。

少しでも『大地と生命のつながり』を意識して、

この掛替えのない『宇宙船地球号』『水の惑星』『緑の地球』を守っていかなければなりませんので、何とか間に会ってくれと祈りながら、みんなでやれる『節電・節水・節肉食、移動には自転車・バス・電車』と、政界・産業界のリーダーの皆様に頑張って頂きたい、CO2排出削減は次の、ビッグ3『発電業・製造業・運輸業』での喫緊対策です。 

みんなでやる『「節電・節水・節肉食、移動には自転車・バス・電車」「プラチック使用減らす(土に還るプラスチックでも製造時はCO2を!)」「木を植え、木の手入れ」をやろう』は、『発電業・製造業・運輸業』の規模縮小にはなりますが、これ以外に80億人の個人で、何かできるでしょうか。
(記事投稿日:2024/06/11、#752)
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