斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

名古屋にて

2012年07月05日 19時46分50秒 | 学校.学会訪問記
今日は名古屋のポートメッセ名古屋で開催された難加工技術展・表面改質展に参加しました。難しい機械加工に挑戦する中小企業の活躍と工夫に触れることができました比較的多かったのが、3次元造形技術と表面処理された切削工具でした。特にTiNやDLCコーテイングされた切削工具が目につきました。

今日はこの展示会で「DLC規格化の意義とISO提案の今」と題してDLCの標準化の最新情報について解説しました。いつもの講演であればDLCの分類についてお話するのですが、今日は標準化と規格化の違いからお話しました。それに加えて、品質の規格化についても少し解説しました。日本が弱い分野です。海外の安い粗悪品と日本の製品とが同じ規格になっているから、負けるのです。ブランドなどと他人任せにするから悪いのです。

粗悪品も高級品もISOなどという言葉にわけわからないまま同列規格にされたら、日本が負けるのが当たり前です。国際とは、そういう戦いの場です。

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