小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

どうすれば確実に学習道具を持ち帰らせられか

2017-12-24 10:47:41 | 学級生活の攻略法
学期末ですので、子どもたちには教室に置いている色々な学習道具を持ち帰らせなくてはいけません。
絵の具や習字道具や図工の作品や。
まとめると結構な量になるので、こまめに計画的する必要があります。
「終業式にまとめて」パターンは避けたいですね。笑

じゃあどうすれば計画的に、抜かりなく持ち帰らせることができるか。

A「各自、計画的に持ち帰りなさい」
→これだけの指示では荷物がなかなか減らないことは明らかでしょう。

B「今日は絵の具を持って帰りなさい」
→先生の方で持って帰る物と日を指定します。
でもこれでもうっかり忘れる子はいるはずです。

C「今日は絵の具を持って帰りなさい」+板書
→帰りの会のときに指示に加えて黒板にそれを書きます。
Bよりも達成率は上がりそうです。

D「これを持ち帰ります」+物を前に並べる
→各自の棚にある物を、持ち帰らせる際には教室の前に持ってきて並べます。
こうすると取り忘れる子は一目で分かるので、全員持ち帰りがかなり期待できます。

こんな感じでしょうか。
だからDほど確実でいい方法であることは間違いないのでしょうが…

でも逆に言うとDじゃないときちんと持ち帰れない子どもっていうのは、やっぱりよくないということなわけで…
荷物を確実に持ち帰らせるために必ずDをする先生はいい先生でもあるのですが、その先生もいつまでもDを変わらず繰り返していてはいけないんだろうと、思うのですが。
さらに言えば、Aしかしない先生はちょっと配慮が足りないと言わざるをえないのですが、でももしAだけで荷物を持ち帰ることができる子たちになったら、それは立派なことだし、ならば先生も子どもも将来的にはそこを目指さないといけないんだろうと。
もっと言えばAすら言わなくても持ち帰る子になれば、すごいことです。

なんというか
「先生が丁寧にするほど、子どもは育ってない」
「先生が手を抜くほど、子どもが育つ」
のような、ある種の矛盾みたいなものでしょうか。
私が自分のクラスの荷物を考えているとき、ふとそんなひねくれたことを思いついてしまいました。