小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

教育実習生に励まされました 笑

2016-11-06 17:42:57 | 雑談
本校に教育実習生が来ています。
本校の卒業生で,現在大学生の女の子です。
当然ですが,めっちゃ若いです。

私は実習生の世話役でもあるので,この子の期間中のスケジュールを組んだり,打合せをしたりもしました。
そして自分自身が1コマの講話も担当しました。
テーマは「教務」
ということで,教務主任という立場の説明から入りました。
図に描きながら
「校長,教頭の真下にいる感じかな… ここで線を引くと,こっちが管理職側で,こっちが現場側で…」
などと,思いつきのままある程度説明すると,その子が
「っていうことは,先生の立場ってものすごく大事なんですね」
と,息を荒くして感じで返してきました。
さらに
「きっと,先生の立場で大事なことって,中立でいることでしょうね」
深く突っ込んできました。
「管理職側と,現場側で意見の食い違いなんかがあるのときに,教務の先生がどちらにどう働きかけるかが重要になるじゃないでしょうか?」
「はい」
「私もバスケ部でキャプテンをしてたのでなんとなく分かるんです。似た感じじゃないかな」
「なるほど…」
「私がいつも心がけていたことは,チームがもめたときは,やっぱり監督のリーダーシップに従うという基本を忘れないことでした。」
「ほお」
「そのラインがチーム内で浸透していないと,どうしてもチームはまとまりませんから。学校では,やっぱりリーダーは校長先生ですから,学校中にその意識がないとだめなんじゃないですか?」
「そのとおりです」
「私,キャプテンの立場でものすごく苦労しました。先生もそうなんじゃないですか?」
「はい。そうなんです…」
「すごくよく分かります。この立場って,なというか,実は脇役なんですよね。あ,すいません。失礼なことを…」
「いいえ,そのとおりですから」
「選手みんなを引き立てるために,影で地道なサポートをするんですよね。それでいて,その努力に気付いていないメンバーも多いし。」
「ごもっとも」
「いやぁ,でも教務の先生ってすごいですね。私,自分が子どものころは学校の先生にそういう役目の人がいるなんてちっとも知りませんでした。」
「でしょうね」
「だけど,教務の先生がいないと,学校は回らないですね」
「…ありがとう!」

気がつくと,私が実習生に講話を受け,励まされていました。笑
とても熱意があって,勘がよくて,話をするのも聞くのも上手な子で,今時の若者にしては珍しいと思えるほどでした。
講話をしたどの先生も同じような感想を言っていました。

きっとこの子は大物になります。笑