小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

2学期末の学級PTAの時期ですねぇ

2010-12-07 19:40:31 | 保護者への攻略法

さあ,本校でも明日は学級PTAです。

2学期末の反省と,冬休みの過ごし方などについて話し合います。

うれしいことに,私の受け持つクラスの保護者の方々は大変協力的で,PTAの出席率も毎回高いです。

最近は,お母さんでもお仕事をされていて,それをわざわざ休んで出席してくださる方がほとんどです。

明日も,せっかく来ていただくので,「来てよかった」と思っていただける会にできればと思っています。

この学級PTAという場では,言うまでもなく保護者の方々は,子どもたちの様子を知りたいし,学級の現状を知りたいのです。

年にそう多くないこの機会ですから,それは当然でしょう。

そして,同時に,もう一つ目を光らせてることがあります。

「我が子の担任は,どんな先生だろうか」

ということです。

やはり,先生を見ています。

これも当然なことでしょう。事前に授業参観があるならば,その授業の様子から,そしてこの学級PTAから,先生の人柄や頼もしさを推し量るはずです。

しかも,家庭訪問では一対一なので,保護者の方もちょっと遠慮がちな態度ですが,この学級PTAでは数が多いから,ちょっと強気。(な気がします)

教室の隅で,保護者どうしがコソコソとお話しているとき,「いい先生だね」と言ってもらえるか,「ちょっとこの先生ねぇ…」と言われるか。

先生も緊張しますね。

このために,先生は片意地を張って,わざとらしい振る舞いをしたくはありませんが,やはり,少しは対策を立てておくといいかもしれません。

もちろん,一番は,自分の教師としての姿で勝負をするのですが,ちょっとしたネタを準備しましょう。

保護者の方々に「おっ,やるな」と思わせる攻略法です。

新聞記事や,教育雑誌の旬なネタをそのままパクってしゃべるのもアリ!

先生がヘタな話を長々とするよりも,(失礼な言い方ですが)こういった話をちょっとする方が,保護者をひきつけるし,上手に使うと説得力もあります。

この機会に,クラスの子どもの話と合わせて,ちょっと記事ネタを紹介しましょう。

コツは,

・できるだけ旬な話であること

 →いつも先生が社会の動きや教育情勢に敏感であることを示します。今朝の新聞の話などをそのまま,というのもいいでしょう。

・少しだけ「えらそうに」話すこと

 →ここは「先生」という立場を利用します。いかにも堂々と話してみましょう。

・数字を織り交ぜた話がお勧め

 →「朝ごはんが大事」「学力が低下」「体力が向上」「脳の発達について」などの話に関して,信頼できる研究データから数字をもってきて話をすると,ぐっと説得力が増します。

そして,「お,この先生は勉強家だな…」「この先生の話はおもしろいな…」と,先生を見る目をよくしてくれたらうれしいですね。

こういった話は,保護者にとって,先生の力量を推し量るための材料になるだけなく,本人にとっても,「いい話を聞けたな」ということにもなります。

「 …と,ここで一つ余談ですが,今朝の新聞で…」

「 …というクラスの出来事に関連して,おもしろい話が。○○という研究によると,最近の子どもたちは…」

などと,上手に話を織り交ぜてみましょう。

    127

あ,もちろん講演会ではないので,その話が長々とメインの話になってしまわないように気を付けましょうね。

あくまで,「はっ」と思わせるために,短めに。です。