今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

醫王山 一畑寺<一畑薬師>(島根県出雲市小境町)

2014年03月04日 | 神社・仏閣
この時期「飛蚊症」と思われるが目の調子が悪く、眼病に効果があるという「一畑薬師」を訪ねてみようと思った
偶然とは面白いもので思わぬ人と出会うことになる

一畑寺(通称:一畑薬師)
宗派は臨済宗妙心寺派、及び一畑薬師教団の総本山
山号は醫王山(いおうざん)  「目のお薬師様」として知られる

山門



法堂(座禅堂)
人の気配もなく静寂が保たれている  



個人・団体を対象に「座禅のすすめ」を行っている



「禅とは、こころの名なり 」  体をととのえ、呼吸をととのえ、心をととのえる  残念ながら私は体験したことがない



近くに急な石段がある



石段途中から見える風景もよい



仁王門
山号「醫王山」の扁額  仁王像があったかどうか記憶にない



薬師本堂
縁起によれば、寛平6年(894年)、漁師の与市が、海中から引き上げた薬師如来像を本尊とし、医王寺として創建したという



この日は疲れもあり、本堂の反対側に腰を下ろし参拝客の様子を見ながら境内を撮る



 


観音堂
 





醫王佛(御霊水)
御霊水で目を洗うと眼病が治るという。私も違和感のある目を若干の痛みがあったがお茶できれいに洗い、効能があるというお茶も購入



八万四千仏堂 
この寺で一番記憶に残っている場所がここである 



写真では一部を切り取っているのにすぎないが、全体を見ると驚く



お堂の名前通り「八万四千仏」なら凄い



境内から見える日本海
開基である補然(漁師の与市)が、海中から引き上げた赤浦海岸か



最初に「思わぬ人に出会う」と書いたが、これまで掲載してきた写真に写っているのだが… おわかりだろうか
たぶん多くの人がご存じの方だと思うが…

駐車場周辺にある木だが、北海道では見たことのないものだったので撮ってみた



問題の人物の後ろ姿
ヒントを (男優、父親も男優、姉は女優)(最近見たTV番組では「雲霧仁左衛門」「サラめし」)

  

 


答えは、中井貴一さん
私もファンの一人で近くで挨拶をしたかったが、短パンによれよれのTシャツ、足下はサンダルと、あまりにもみすぼらしい姿で失礼かと思い遠くから眺めていた
スターだけにもの凄いオーラを発していたが、気軽に写真撮影に応じたり、子どもを抱っこしたり気さくな面も見られ好感をもった 


撮影 平成21年7月30日
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札幌芸術の森 野外美術館 その4(北海道札幌市南区 芸術の森)

2014年03月03日 | 博物館・美術館・記念館
雪の野外美術館の紹介も今日が最終回になる
野外には70点以上の作品が展示されているが、雪の下でじっと春を待っている作品もあり、半数以下の紹介になる。写真の枚数が多いのが私の好きな作品となっている
H25.9.27-10.1に掲載した作品と比較しながら見ると、もっと楽しむことができると思う
作者名の右の日付がその作品の掲載日となっている

22 「幼いキリン・堅い土」 淀井 敏夫  掲載部H25.9.29
歩道沿いの置かれている小さな作品だが、いつも立ち止まって注視する。キリンだけに首だけが見える



「かんじき」で側に寄ってみると、神社のパワースポットのようになっていて笑ってしまった 



23 子どもアトリエ前の像
作者・タイトル不明であるが「佐藤忠良記念子どもアトリエ」の前に設置されているのと、周辺が作者の作品に囲まれているので想像通り佐藤忠良の作品だと思う



子どもをモチーフにした作品はここだけだと思うので貴重だが、それ以上にとても可愛い作品だ



24 「女・夏」 佐藤 忠良   掲載部H25.9.29
腰に手をあてたポーズがモデル撮影会のようでいい



女性像だとアップに撮る癖があるが、この角度からの写真が一番美しく感じる



失礼して後ろからも一枚



1m以上ある積雪のお陰で近づくことができ、同じ目線で撮ることができる



25 「冬の像」 佐藤 忠良   掲載部H25.9.30
この像の写真を撮っていたとき不思議な感覚になった



昨年秋に撮ったときには感じなかったのだが



宗教的な感覚になり「マリア像」を見ているような神々しさがある



タイトルも「冬の像」 この像は雪の中で鑑賞するほうが断然いい



26 「少年の像」 佐藤 忠良  掲載部H25.9.30






27 「オーガンNo.10」 建畠 覚造   掲載部H25.9.30



28 「異空間」 内田 晴之  掲載部H25.9.30
真っ赤な色の作品が白い雪の中でくっきり浮かんで見える



野外美術館の公式HPにもこの作品が掲載されているが、鮮明なこの色は記憶に残る



29 「1・9・8・5知性沈下」 湯原 和夫  掲載部H25.9.30
大きな作品であるが半分雪に埋まっているため構造がよく理解できる



磨かれている金属が鏡のようになっていて、周囲の風景をよく映している



30 「ベエが行く」 掛井 五郎  掲載部H25.9.30
近くで除雪作業をしていたため歩道から望遠レンズで撮る



31 「はやぶさ」 山内 杜夫  掲載部H25.9.29



32 「浮遊」  山内 杜夫  掲載部H25.9.29

 

33 「のどちんことはなのあな」 堀内 正和  掲載部H25.9.30



34  「雲の牧場」 新宮 晋  掲載部H25.9.27
この作品は風によりくるくる回るしくみになっている 



自然を利用した作品は野外美術館でなければできず、また動きもあり子どもには喜ばれる作品



35 「昇」 ライモ・ウトゥリアイネン  掲載部H25.9.27 
除雪機から投げ出される雪が滝のようになっていたのでカメラを向けた



36 「コタンクルカムイの詩」 米坂 ヒデノリ   掲載部H25.9.29
木材も使用している作品なので、この季節には違和感なく風景にとけこんでいる





 
37 「鶏を抱く女」 本郷 新   掲載部H25.9.29
最後に紹介する作品になる

 

この作品の色は白い雪を背景にすると浮き出てくる

 

まだ作品はあるのだが、途中で長靴を縛っている紐が強すぎたのか靴擦れをおこしてしまい、「いつでも来られる」と思うと気持ちが萎えてしまった
帰り支度をしていたときに、女性が一人入ってきて困っている様子だったので話しかけると、日本人ではなかった
「おもてなし」が頭をよぎり、「かんじき」を丁寧に履かせてあげた
「ありがとう」と5回も言われ、気持ちよく帰路についた 


撮影 平成26年2月7日
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札幌芸術の森 野外美術館 その3(北海道札幌市南区 芸術の森)

2014年03月02日 | 博物館・美術館・記念館
冬の野外美術館を散策するにはもちろん防寒対策は必要だが、作品を探しながら「かんじき」で歩くことによって体も心も温まる
高村光太郎の詩に「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」があるが、これも「かんじき」で体験できる
H25.9.27-10.1に掲載した作品と比較しながら見ると、もっと楽しむことができると思う
作者名の右の日付がその作品の掲載日となっている

11 「シャフトⅡ」 アントニー・ゴームリー  掲載日H25.9.28
雪の中、直立不動で立っている



若い頃、冬の寒い夜に酒を飲むためある店で待ち合わせをしていた
その店が休みで他の店で飲んで3時間後に約束していた店の前をとおると、時間に遅れてきた一人が雪の中このような姿で立っていた姿を思い出す



12 「ひとNo.16-Ⅰ」 高橋 清  掲載日H25.9.29
昨年秋に写真を撮っていなければ作品とはわからずに通りすぎるところであった



13 「夏引」 下川 昭宣  掲載日H25.9.29
これは完全に通り過ぎ、もしやと思い戻ったものである。この周辺には雪に埋まっている作品がいくつかある



これは作品ではない。木々に積もった雪の重さに耐えきれず幹を曲げたり、小枝を折ったり、これも自然の力だ



14 「若きカフカス人の追幻想譜」 鈴木 実  掲載日H25.9.29
かろうじて首から上を残し、埋没を免れている



この作品の面白さは「見えない部分」にあるが、これはこれで楽しめる



15 「風の中の道化」 坂 坦道  掲載日H25.9.29
衝撃的であったのはこの作品である



通常は下から見上げる事しかできないため表情がわからず、体型的にもユーモラスな姿を想像していたが…



想像とは違い苦悩に満ちた顔をしていた



16 「道標-けものを背負う男」 本田 明二    掲載日H25.9.30
長身者にとっては積雪など関係ないというほどの足の長さ



この裸像を見る度に長身の知人の周辺で起こった数々の出来事を思い出す



17 「うつろい」 宮脇 愛子  掲載日H25.9.29
この作品は青空の背景に映える



18 「大地からの閃光」 飯田 善國  掲載日H25.9.30
この作品は風の力によって2枚の羽根が動き、見ていると引き込まれる



今回は2台のカメラで撮しているため空の色や、木の質感など異なっている



19 「方円の啓示」 小田 襄  掲載日H25.9.30
磨かれた金属が鏡のようになり周囲の風景と同化する  



20 「二人の空」 峯田 義郎  掲載日H25.9.29
坂の途中に大きな台に乗って置かれているのだが、二人の姿だけが浮かんで見える



雪がなければこの角度からは撮ることはできない



緑に囲まれた秋の写真と比較するとこの場所の雰囲気がわかる



21 「風と舞う日」 峯田 敏郎  掲載日H25.9.29
上の作品と作者は同じ(中央に小さく映っている)だが、この作品には躍動感がある 



高い位置から表情を確認したが、粗い造りの作品なので確認することができなかった 



次回に続く
 

撮影 平成26年2月27日

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札幌芸術の森 野外美術館 その2(北海道札幌市南区 芸術の森)

2014年03月01日 | 博物館・美術館・記念館
雪の野外美術館は初めてだが、通常では歩くことができない所を「かんじき」で歩くことでき楽しむことができる
木々には葉がなく、遠くまで見通すことができるため作品も探しやすい
H25.9.27-10.1に掲載した作品と比較しながら見ると、もっと楽しむことができると思う
作者名の右の日付がその作品の掲載日となっている

05 「トライアングル」 グズタフ・ヴィーゲラン  掲載日H25.10.1
小高い所に置かれている作品である



いつもは緑に囲まれている



周辺を歩いて見つけた木々を利用した私の「トライ・アングル」



野外美術館を歩いて気付いたことがある



それは、積雪を考慮して多くの作品が置かれていることだ



作品の土台が雪に埋まり、見上げることなく同じ目線で鑑賞できる



06 「男と女」 グズタフ・ヴィーゲラン  掲載日H25.10.1
大好きな作品のひとつで、表情まではっきり見ることができる






今回の写真は私の立った位置の目線から撮ったもので…



この季節だけのアングルを重視した






07 「走行世界」 田 金鐸  
前回訪れたときに見逃した中国人の作品  



錯覚だが林の中を走ってきたような感じがした
雪中の方が躍動感がある



08 「ポートランディア」 レイモンド・カスキー
この作品だけ何故か屋根付きの覆いが設けられていたため、前回は掲載しなかった



09 「ユカタンの女」 細川 宗英  掲載日H25.9.29
不自然だが親しみのある体型の像



葉のない季節でしか見ることのできない横からの姿



未完成品のような完成された作品   



緑に囲まれた季節もよいが、この作品にはこの背景が合っているように感じる



10 「彩霞燈」 一色 邦彦  掲載日H25.9.28 
木の精霊なのだが、華奢な体にはこの季節は厳しすぎる



積雪のお陰で真横から撮ることができたが視線が合うと「どきっ」とするほど美しい



次回に続く


撮影 平成26年2月27日
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