今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

札幌芸術の森 野外美術館 その4(北海道札幌市南区 芸術の森)

2014年03月03日 | 博物館・美術館・記念館
雪の野外美術館の紹介も今日が最終回になる
野外には70点以上の作品が展示されているが、雪の下でじっと春を待っている作品もあり、半数以下の紹介になる。写真の枚数が多いのが私の好きな作品となっている
H25.9.27-10.1に掲載した作品と比較しながら見ると、もっと楽しむことができると思う
作者名の右の日付がその作品の掲載日となっている

22 「幼いキリン・堅い土」 淀井 敏夫  掲載部H25.9.29
歩道沿いの置かれている小さな作品だが、いつも立ち止まって注視する。キリンだけに首だけが見える



「かんじき」で側に寄ってみると、神社のパワースポットのようになっていて笑ってしまった 



23 子どもアトリエ前の像
作者・タイトル不明であるが「佐藤忠良記念子どもアトリエ」の前に設置されているのと、周辺が作者の作品に囲まれているので想像通り佐藤忠良の作品だと思う



子どもをモチーフにした作品はここだけだと思うので貴重だが、それ以上にとても可愛い作品だ



24 「女・夏」 佐藤 忠良   掲載部H25.9.29
腰に手をあてたポーズがモデル撮影会のようでいい



女性像だとアップに撮る癖があるが、この角度からの写真が一番美しく感じる



失礼して後ろからも一枚



1m以上ある積雪のお陰で近づくことができ、同じ目線で撮ることができる



25 「冬の像」 佐藤 忠良   掲載部H25.9.30
この像の写真を撮っていたとき不思議な感覚になった



昨年秋に撮ったときには感じなかったのだが



宗教的な感覚になり「マリア像」を見ているような神々しさがある



タイトルも「冬の像」 この像は雪の中で鑑賞するほうが断然いい



26 「少年の像」 佐藤 忠良  掲載部H25.9.30






27 「オーガンNo.10」 建畠 覚造   掲載部H25.9.30



28 「異空間」 内田 晴之  掲載部H25.9.30
真っ赤な色の作品が白い雪の中でくっきり浮かんで見える



野外美術館の公式HPにもこの作品が掲載されているが、鮮明なこの色は記憶に残る



29 「1・9・8・5知性沈下」 湯原 和夫  掲載部H25.9.30
大きな作品であるが半分雪に埋まっているため構造がよく理解できる



磨かれている金属が鏡のようになっていて、周囲の風景をよく映している



30 「ベエが行く」 掛井 五郎  掲載部H25.9.30
近くで除雪作業をしていたため歩道から望遠レンズで撮る



31 「はやぶさ」 山内 杜夫  掲載部H25.9.29



32 「浮遊」  山内 杜夫  掲載部H25.9.29

 

33 「のどちんことはなのあな」 堀内 正和  掲載部H25.9.30



34  「雲の牧場」 新宮 晋  掲載部H25.9.27
この作品は風によりくるくる回るしくみになっている 



自然を利用した作品は野外美術館でなければできず、また動きもあり子どもには喜ばれる作品



35 「昇」 ライモ・ウトゥリアイネン  掲載部H25.9.27 
除雪機から投げ出される雪が滝のようになっていたのでカメラを向けた



36 「コタンクルカムイの詩」 米坂 ヒデノリ   掲載部H25.9.29
木材も使用している作品なので、この季節には違和感なく風景にとけこんでいる





 
37 「鶏を抱く女」 本郷 新   掲載部H25.9.29
最後に紹介する作品になる

 

この作品の色は白い雪を背景にすると浮き出てくる

 

まだ作品はあるのだが、途中で長靴を縛っている紐が強すぎたのか靴擦れをおこしてしまい、「いつでも来られる」と思うと気持ちが萎えてしまった
帰り支度をしていたときに、女性が一人入ってきて困っている様子だったので話しかけると、日本人ではなかった
「おもてなし」が頭をよぎり、「かんじき」を丁寧に履かせてあげた
「ありがとう」と5回も言われ、気持ちよく帰路についた 


撮影 平成26年2月7日

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