今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

札幌芸術の森 野外美術館 その3(北海道札幌市南区 芸術の森)

2014年03月02日 | 博物館・美術館・記念館
冬の野外美術館を散策するにはもちろん防寒対策は必要だが、作品を探しながら「かんじき」で歩くことによって体も心も温まる
高村光太郎の詩に「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」があるが、これも「かんじき」で体験できる
H25.9.27-10.1に掲載した作品と比較しながら見ると、もっと楽しむことができると思う
作者名の右の日付がその作品の掲載日となっている

11 「シャフトⅡ」 アントニー・ゴームリー  掲載日H25.9.28
雪の中、直立不動で立っている



若い頃、冬の寒い夜に酒を飲むためある店で待ち合わせをしていた
その店が休みで他の店で飲んで3時間後に約束していた店の前をとおると、時間に遅れてきた一人が雪の中このような姿で立っていた姿を思い出す



12 「ひとNo.16-Ⅰ」 高橋 清  掲載日H25.9.29
昨年秋に写真を撮っていなければ作品とはわからずに通りすぎるところであった



13 「夏引」 下川 昭宣  掲載日H25.9.29
これは完全に通り過ぎ、もしやと思い戻ったものである。この周辺には雪に埋まっている作品がいくつかある



これは作品ではない。木々に積もった雪の重さに耐えきれず幹を曲げたり、小枝を折ったり、これも自然の力だ



14 「若きカフカス人の追幻想譜」 鈴木 実  掲載日H25.9.29
かろうじて首から上を残し、埋没を免れている



この作品の面白さは「見えない部分」にあるが、これはこれで楽しめる



15 「風の中の道化」 坂 坦道  掲載日H25.9.29
衝撃的であったのはこの作品である



通常は下から見上げる事しかできないため表情がわからず、体型的にもユーモラスな姿を想像していたが…



想像とは違い苦悩に満ちた顔をしていた



16 「道標-けものを背負う男」 本田 明二    掲載日H25.9.30
長身者にとっては積雪など関係ないというほどの足の長さ



この裸像を見る度に長身の知人の周辺で起こった数々の出来事を思い出す



17 「うつろい」 宮脇 愛子  掲載日H25.9.29
この作品は青空の背景に映える



18 「大地からの閃光」 飯田 善國  掲載日H25.9.30
この作品は風の力によって2枚の羽根が動き、見ていると引き込まれる



今回は2台のカメラで撮しているため空の色や、木の質感など異なっている



19 「方円の啓示」 小田 襄  掲載日H25.9.30
磨かれた金属が鏡のようになり周囲の風景と同化する  



20 「二人の空」 峯田 義郎  掲載日H25.9.29
坂の途中に大きな台に乗って置かれているのだが、二人の姿だけが浮かんで見える



雪がなければこの角度からは撮ることはできない



緑に囲まれた秋の写真と比較するとこの場所の雰囲気がわかる



21 「風と舞う日」 峯田 敏郎  掲載日H25.9.29
上の作品と作者は同じ(中央に小さく映っている)だが、この作品には躍動感がある 



高い位置から表情を確認したが、粗い造りの作品なので確認することができなかった 



次回に続く
 

撮影 平成26年2月27日


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