今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

祖谷のかずら橋(徳島県三好市西祖谷山村善徳)

2014年03月14日 | 名所・旧跡
四国は私の母の故郷であるが、四国の地に足を踏み入れたのはこの時が初めてである
徳島市に2泊。写真で見たことのある「祖谷のかずら橋」をこの目で確かめてみたかった

祖谷のかずら橋
サルナシ(しらくちかずら)などの葛類を使って架けられた原始的な吊り橋
文書によると、かって7ないし13の橋が存在したとされる



起源はその昔、弘法大師が祖谷に来たとき困っている村民のために架けたとか…



平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるように葛を使って架設したとの伝説がある
ところで、橋を渡っている夫婦。妻は積極的、夫は本当に嫌がっていた



雨も降っていて足下の木も滑る
夫の歩が進まない



橋に近づくと橋床のさな木から下がはっきりと見える
高い所は苦手で渡るかどうか迷ってしまう



例の夫は必死に頑張っているが、妻は対岸で笑顔かあきれ顔で待っているはずだ



頑張る姿は美しく、人を動かす力がある
私も入場料を払い渡ることにした



実際に渡ってみると、考えていた以上に恐怖感がある



長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mで日本三奇橋の一つであり、重要有形民俗文化財



橋から撮った普通の写真だが、傘をさし、カメラを構えて、横向きになって下の景色を撮る



特に横向きになる動作が難しく「綱渡り」のような感じになり足がすくむ



さらに揺れも含めると決して短い距離とは思えなくなる












だが、慣れというのは恐ろしいもので、余裕も出てくる
目は美しい風景を探している



紅葉している木もあり、流れている川の色も美しい



渡り終えて振り返る橋はとても美しく見える






 


琵琶の滝の由来



「逃げる平家」  このような山奥まで歴史の道は続く



 





川岸まで降りかずら橋を撮る



車道から見えるかずら橋



安全のためワイヤーが使われており、かずらはワイヤーを包み込む装飾になっている



期待通りの橋であった




撮影 平成16年11月18日 
コメント
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