今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

長沼山 萬徳寺(愛知県稲沢市長野3丁目)

2020年10月26日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月14日

長沼山 萬徳寺
旅の目的の一つに、国宝と重要文化財の塔巡りがある
愛知県には、重要文化財の三重塔2・五重塔1・多宝塔7があり、その全てを回ることができた

「山門」
駐車場がなかったので近くのコンビニに車を駐め、駆け足の参拝となった






「鐘楼」



「楊柳観音」
三十三観音の一つで病苦からの救済を使命とする
右手に柳の枝を持つことにより楊柳観音と呼ばれる



「本堂」
神護景雲(768)に、称徳天皇の勅願によって慈眼上人が創建し、草堂に阿弥陀三尊を安置したという
その後、木曽川の決壊などにより本堂は荒廃し、承和元年(834)に弘法大師空海が当地へ巡歴したおり、真言の道場として再興した



天暦年中(947〜956)には火災、永祚元年(989)の風難で伽藍は破滅。常円上人は建長6年(1254)に本堂、鎮守堂等を建立した



本堂左手に重文の「多宝塔・鎮守堂」が並んでいる
境内一円に植栽されている約700本の「ぼたん」は、4月下旬に一斉に咲き揃い「ぼたん寺」で知られている



多宝塔(重要文化財)
様式・技法等から室町時代後期の建築と推定
下層を三間四方、内部に二本の円柱を立て来迎柱とし、前に仏壇を置く
屋根は宝形造、檜皮葺とし、頂に相輪をあげる



この多宝塔をもって愛知県内にある重文の塔(10塔)の全てを回ったことになる



鎮守堂(重要文化財)
一間杜流造で屋根は檜皮葺、棟札から享禄3年(1530)の建立
小規模ながら、建立年代の明らかな建造物として貴重な遺構である



八幡社とも呼ばれている






「六地蔵尊」



「水掛不動尊」
東海三十六不動尊霊場の第4番札所



弘法大師御請来 日本三体「如意宝珠安置霊場」






撮影 令和2年9月14日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大塚山 性海寺(愛知県稲沢... | トップ | 高田山 専修寺 その1(三... »

コメントを投稿

神社・仏閣」カテゴリの最新記事