昨日の六代御前供養祭で。
では、共通テーマ「開」でSが書いた詩を投稿します。
季節の谷間でⅥ
サヨナラの形なんだね
光陰矢のごとき無名の鯵のひらき
そのとなりに横たわる 人間(わたし)のひらき まだ
息のある死体の形の
連いてきてはいけない
音楽など聴こえるが
おお きのうの未来の形
きょうの現実は
あすには錯覚であったことが
定められていて――
生水をのみあっけなく死にたいが
むりだろう ぶざまな
足付きの人間のひらきよ
ねがえりを千回うって
あこがれの海を眼のまえに ああ
からだだけは静かだと
では、共通テーマ「開」でSが書いた詩を投稿します。
季節の谷間でⅥ
サヨナラの形なんだね
光陰矢のごとき無名の鯵のひらき
そのとなりに横たわる 人間(わたし)のひらき まだ
息のある死体の形の
連いてきてはいけない
音楽など聴こえるが
おお きのうの未来の形
きょうの現実は
あすには錯覚であったことが
定められていて――
生水をのみあっけなく死にたいが
むりだろう ぶざまな
足付きの人間のひらきよ
ねがえりを千回うって
あこがれの海を眼のまえに ああ
からだだけは静かだと