湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

照らすの詩パート3

2017-07-24 00:00:24 | オリジナル
共通テーマ「照らす」でTが書いた詩を投稿します。

君へ

はじめは大きく泣いていたが
しばらくすると
 ここはどこ?
まだ見えないはずの目を大きく開けて
指を口に持っていき
じっと考えている様子
苦しい何時間かを耐えて
必死に出て来ようとした世界
君の全てで感じとれ
 君が来るまでには
 膨大な時間と
 数知れない人達がいたんだよ
日々変化する顔は
君迄たどりついた人達の表情なのだ

大きく伸びをして 君は
私達がいなくなった未来まで照らしている
コメント
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