神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

眼の見えなくなった友人の孫

2018年03月02日 08時27分24秒 | 友人
数日前の帰省のときに訪問した、目の見えなくなってしまった友人には5歳の孫がいるらしい。

これは彼女の娘さんの孫だ。

この娘さんは名古屋で公務員をしているが、この娘さんはもちろん、
その娘婿さんもとても思いやりのある人で、
目の見えなくなった友人のことをいろいろ気遣ってくれるらしい。

前の記事にも書いたが、
この友人の連れ合いも、くも膜下出血の後遺症で体が不自由になっている。

だから、彼らが名古屋に行ったときは、名古屋駅まで迎えにきてくれたり、
その後の行動にも、最大限の配慮をしてくれるらしい。

私は、娘さんがそんないい人と結婚したことを心より喜んでいる。

そして、さらに嬉しいのは、そのお孫さんが、すごくおばあちゃん思いなのだそう。

まだ五歳なのだが、友人が行くと、

「ぼく目の見えないおばあちゃんを守ってやらないといけないの」と言って、
手をつないでくれるらしい。

そこまではいいのだが、

柱があるのに、そのまま手をつないで引っ張ってくれたものだから、
友人は、その柱に思いきりぶつかった。

すると、そのお孫さんは、
「こんなだから、ぼくはおばあちゃんを守ってあげないといけないの」
と言ったそう。

自分のせいで大事なおばあちゃんが痛い目に遭ったとは思っていないらしくて、
そこが五歳児らしいと友人は笑っていた。

が、きっとこのお孫さんは、将来友人の力強いサポーターになることだろう。

大事なことは心だ。

友人は、目は見えなくなったが、しかし、こんな優しいお婿さんやお孫さんに恵まれて
果報者だと思う。

お金があっても、五体満足でも、家庭的に幸せでない人はごまんといるのだから、
私は、彼女の幸運を心より祝福したいと思う。

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・目の見えぬ友を助けるその孫は柱がありても友を引つぱる

・目の見えぬ人に見えるは心なり見えぬ心が一番見える

・難聴のわれに聞こえぬ人の声しかし心の声は聞こえる

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