神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

未だに意気軒昂な母は百歳まで生きるかもしれない

2016年11月27日 18時06分10秒 | 家族
昨日、母校の同窓生、くりまんじゅうさんのブログにコメントを残してきたのだが、

そのコメント返しに、

今はまだ母上の頭がしっかりしておられるから強気の発言が
あるでしょうがやがて言うことも変わってきて 皆に好かれる
おばあちゃんになると思いますよ。 


と書いてくださってあった。

そういえば、若い頃はきつくて泣かされた姑だったが、認知症になってからは、とっても可愛い、素直なおばあちゃんになってくれたことを思い出した。

だから、私は、もう姑に対して恨みは残っていない。

一方、私の実家の母が、いまだに私に憎まれ口をきくのは認知症になっていない証しなのかもしれない。

常識的に考えて、かなり変なところはあるけれども、それは昨日、今日始まったことではなく、若いころから、そういう人であったし・・・。

ということから判断して、母は、まだまだ長生きするのかもしれない。

夫が、「お義母さんは百歳まで生きるのと違うか」と言う。

え、それじゃ私のほうが先に死んでしまうかも。

既に兄は、3年前に67歳で亡くなった。

あの健康優良児だった兄が亡くなり、小さいときから病気がちだった私が残されたが、この私まで死んでしまったら、母はどうなるだろう。

兄嫁も甥達も、母のわがままにはうんざりしているから、心配だ。

しかし、母も、どんな扱いをされても、自分の蒔いた種なら仕方あるまい。

母は確かにわがままだが、しかし、働き者だったから、兄も私も、経済的にはずいぶん助けられた。

が、喧嘩しながらも、こんなふうに思えるのは、私が実の娘だからだ。

私まで死んでしまったら、可哀想すぎるではないか。

それにしても、母は、一人息子の兄が亡くなったとき泣かなかった。父が亡くなったときも・・・。

案外、私が死んでも平気かもしれない、と思ったりもするが、どうだろう。

  長男に先立たれても泣かざりし卒寿の母よ幾つまで生く  biko

  私より享年若くなりし父、兄を思へば男は儚(はかな)  biko

  父死にし五十七歳兄死にし六十七歳過ぎてわたしは  biko

  長生きが長寿といはれ大切にされし時代を過ぎてわが母  biko

  されどわが母にありせば長生きをしてほしくあり霜月の星  biko