神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

羽生結弦君の強さの秘密は「祈り」、その魅力は「両性具有の美」

2015年12月15日 12時37分35秒 | 日記
録画してあった羽生結弦君の演技を見ていて思った。

彼の強さの秘密は「祈り」であると。

録画画面では、まず神戸市東灘区御影に弓弦羽神社という神社があることを紹介していた。「結」と「弓」の漢字の違いはあるが、なんという符合!

近いので、私も一度訪ねてみようかと思う。

ネットで調べてみると、朝日新聞社の創設者、村山龍平「香雪翁」が収集した美術品を見せてくれる香雪美術館とか白鶴酒造7代嘉納治兵衛が収集した美術品を展覧できる白鶴美術館もあるという。美術館だけ見にいってもよさそうだ。

で、その弓弦羽神社には彼のファンが訪れて絵馬を書いて奉納しているという。

これだけでも、かなりのパワーになるだろう。

彼の踊り始める前の顔の表情には、既に神が宿っている。


ふだんは年齢相応の、こんな可愛い顔をしているのに、


踊りに入る前に祈って、


滑り始めると、

神がかってくる。

その優雅な身のこなしは、弓弦羽神社の神様になったみたいだ。


神様、あるいは仏様になりきった表情。


神様が乗り移ったまま、縁起を終えた。


羽生君を見ていて、もうひとつ気づいたことは、彼の美しさは「両性具有の美」であるということ。

これは白洲正子のさんのご著書に同様の書名のものがあったが、まさにそれである。

大人の男になる前の、少年特有の不思議な魅力、それを彼は21歳になっても持ち続けているのだ。

「漢(おとこ)」になってしまったら一気に失せてしまう魅力を、彼は持ち続けているのだ。

女性の母性愛を駆り立てるとともに、同性の大人の男性にも訴える魅力を彼は兼ね備えていると思う。

(ご参考)白洲正子「両性具有の美

  両性を備えて滑るスケーター羽生結弦に羽が生えたり  biko

  氷上に体すべらすスケーターの弥勒菩薩の表情は見ゆ  biko