静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

 < 野生動物被害や犯罪防止・それらの制圧における 曖昧さ&鈍感さ >  日本の警察による 必要な実力行使判断基準は 司法の本質からズレているのじゃ?

2021-06-18 19:12:58 | トーク・ネットTalk Net
★ 日本に帰国して20年、あっという間だった。私に限らず、チョイの間の駐在員体験じゃなく、親元会社の看板を捨て、1匹狼で現地に残り、妻子を伴いどっぷり出産・子育て・養育までの
 フルコースを潜った人なら同感して戴けるだろう。 そういう人は、アカデミックな「比較文化/異文化論」ではなく素朴な生活感覚から『日本は何かおかしいな、実力行使の仕組みが』と
 首を捻り続けてきた筈だ。 今日のコラムタイトルに掲げた文章、それは以下の平たい事例と私の感じる事を意味している。。

【例1】公共スペースにおける監視カメラの設置が摘発・素早い犯人検挙に結び付かない活用不備
   神社の賽銭泥棒からコンビニや街頭での暴力事件、更には押し入り強盗殺人事件まで。近年は高精度の監視カメラが普及し始め、犯罪を犯したと思しき人物の容貌/行動が録画される。
   然し、顔はマスキングされてるので、仮に「あ!あれはXXだ」と認識できる協力者が居ても届け出る契機にはなりにくい。ここで貴重な時間が失われており、再犯を招く下地になる。
   犯行が一目瞭然な人物をカメラは捉えているのに何故、ぼかす必要があるのか? 万一の冤罪を憚ってか? それはないだろう。夜間であれ、明白な犯罪行為が映像に現存するならば、
   <言い訳や背景と無縁に、罪は罪だ>の原則をなぜ適用しない? 現行犯逮捕とは生身の警察官が居なければ使えないのか?
 実害は発生しているのだ。  そんな阿呆な!!!

【例2】野生動物被害拡大への対応にみる本質的論議の回避
   熊・イノシシ・鹿に始まり、ハクビシン・アライグマ・日本猿・カラス・ムクドリなど。増えすぎた動物が都市部にエサを求め跳梁し始めて久しい。人間側の様々な原因や、気候変動など、
   その理由を論じ・分析するのは大事だが、並行して人間生活に及ぼす被害を実際にどう減らす為の施策を講じるか? これも等しく大事であり『可哀そう~』の一言とは別次元。
   だが対策の現実は、どうだ? 一貫した哲学/方針に立つ施策がどこにある?  動物様にはヤマにお帰り戴こう、これだけじゃないか。 舐められて当然だ。


   自然保護の地球的観点で希少動植物を守ろうという取り組みと、大都市における実害低減を同じ地平で論じてはならない。 何でもかんでも『博愛』でゴマかしてはいけないのだ。
   博愛精神は適用対象を選ぶものだ。公共の場所で糞害/作物被害が明らかなのに、平気で「動物愛護だから何が悪い?」とカラスや鳩にエサを与え続ける人よ、聞け。
    それは自然豊かな野原ならばこそ許される行為であり、貴方が都会に生きる人類である限り他の人類の迷惑を無視しちゃいけない筈だ。・・でも、こういう輩が取り締まられた話は聞かない。

 ★ ここで私の提案がある。それは、有害動植物の繁殖を抑制/阻止するべく遺伝子工学を駆使した食餌/交配戦略だ。特定の相手だけをコントロールするので、それ以外の動植物に影響は及ばない。

【例3】人質立てこもり犯検挙に無駄な時間&労力を費やす愚
   今夜たまたまTVで報道されていた「カラオケ店立てこもり事件」を目にした。いつもながら何十時間も警察は説得に費やす。 これを貴方は、麗しき美徳と心から称賛しますか?
   過去の報道でご存じのように、外国で似た事件が起きた時、こういう対応は執られない。まずハンマーでドアが破られ、犯人には銃が向けられ抵抗すれば直ちに射殺だ。人質の犠牲は二の次だ。
   極端な表現をするなら『武器を用いた犯罪者は、出方によっては問答無用に殺されても致し方ない相手』であり、其の正義と人質の安全を天秤に掛けない・・・そういうことだ。

    <犯人は殺さずに生きて捉える+人質は被害極小に>:その両立は最高の理想だが<警官の安全・周囲の被害&損害・無駄にされる社会的コスト>ここは無視してよいというのか??
   それをヒューマニズムと云うのか?? 違うだろう?
コメント
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