自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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野口久光シネマ・グラフィックス 追憶の映画ポスター展

2011-06-16 | 展覧会

西宮市大谷記念美術館野口久光さんの映画ポスター展を観てきました。(会期は7月31日まで)

野口さんは東京芸大を卒業後、欧州映画を輸入公開する東和商事(現東宝東和)に入社、映画ポスターを制作しました。

野口さんが手がけた、約1000点ともいわれる作品の中から、「制服の処女」(1933年)から「旅情」(再映・1964年)まで、年代順に120点が展示されています。


展覧会の副題に「街の中のもう一つの絵画」とあるように、主演俳優、出演者名も映画のタイトルも手書きでデザインされています。

’30年代のポスターではタイトルが右から始まる横書き、左からの横書きと、同じ映画でも2種類あって、時代を感じます。

ポスターに描かれた後期の映画は年齢的には私も観られるのですが、洋画のロードショー館など近くにある環境にいませんでしたから、リアルタイムで観た映画はありません。

後になって、テレビで放映されたリしたのを数点観ただけですが、展示されているポスターの映画のタイトルはほとんど知っていました。それだけ、映画、中でもヨーロッパ映画が娯楽としての力を持っていたんですね。


会場では名画のダイジェストや公開当時の予告編をながしているコーナーがあります。
そこで観たジェラール・フィリップ、カッコよさ際立ってましたねー。機会があったら出演作観てみたいです。老け役を演じることなく、36歳で亡くなってしまったなんて・・・。


美術館入口のディスプレイは映画フィルムのリールをデザインしたもの。
緑したたるお庭も見応えありますよ。



 

 

 

 

コメント (2)
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