「ボブ・ディラン」
を初めて観たのは
1994年2月。
「日本ツアー」
のことでした。
それまでも「一般的ファン」でしたが
(勿論「ファン」だから
コンサートに行ったのですが)
その夜の2時間余りで
「人生の優先順位」が完全に変わる!
そんな衝撃を受ける事となったワケです。
要するに「本気ファン」
になるキッカケになった日
と言えるでしょう!
「ボブ・ディランさん」
は、
「詞と曲作りの上手い60年代のアイコン」
と
一般的には認識されてる様ですが、
実際は「驚愕のパフォーマー」なのです。
「前人未到クラス」です。
ここでは結構はっきり言いますけれど
「超人」です。
「世界の七不思議人間版」です。
ゲーム等で
「召喚士」とか「魔術師」とか
そういう「謎の職業」があるようですが、
現実世界で、もっともそれに近い!
と感じるのが「ボブ・ディラン」です。
コンサート中は肉眼では見えませんが、
「空中をドラゴンが飛び交って」
いたり、
「ナイアガラ級の瀑布が出現した」
り、
「空間に歪みが出現した」
り、
「なんか大変なこと」
になっているのです。(笑)
力量的には、イメージとして
「死人がゾンビ化して墓から蘇り
ボブの音楽を求めて彷徨いだす、、」
それ位は優に超えていると言えるでしょう。
※筆者に誇張は一切ございません。
むしろ言葉が追いつかず歯がゆい気持ちです。
パフォーマーという言葉が出るなら、
ポール ・ウィリアムズ著
「ボブ・ディラン 瞬間の轍
(原題:Bob Dylan Performing Artist )」
という本が思い浮かびます。
超名著ですので、
まだ読んでいない方には
是非とも読んで頂きたいです。
と思ったら、なんと絶版???????
ショックです。
読んでおられない方は
図書館等を利用して是非とも読んで下さい。
「ポール ・ウィリアムズさん」は、
ヒッピーとしか思えません。
本の随所に、というか全編に渡り
「あなたハイですよね?
ハイになってボブ聴いてますよね?」
との感覚満載で、その分、
1→2→3的な「世界を跳び超えた本質」を
「一撃で抉る」ような
「ノックアウト力」があります。
他人に読む事を勧める割には
20年くらい読み返してないので、
詳細は忘れましたが、
「パフォーマーとしてのボブの凄さ」
を力説しつくした本であったと思います。
そんな「ボブ・ディラン」の
最盛期のショーを
「公式レコードだけのボブ」
を想定して、「油断し切った状態」
で観に行ってしまったのですから、
人生が変わっても仕方ありません。
※私は90年半ばに
「本気ファン」
になったこともあり、
好みの問題かも知れませんが、
ボブ・ディランは
60年代、70年代よりも
90年代が最盛期だと思っています。
「数多くあるピーク」の中でも
「特異な時代」と呼んだ方がいい…
のかも知れませんが。
まさに畏怖の念に打たれまくるような
「ミラクルショー」でした。
なんやこれは?
なんやこれは?
なんや、一体これは?
なんやねーーーーーーーーーーーーん!!!
頭の中に巻きおこる
「数々のワンダー」。
答えなどは当然あるはずもなく、
私は半ば呆然とした態で
真冬の夜、ポンっと公園に放り出され、
ただただ、歩いた夜。
「音楽としての素晴らしさ」
というより、
「一種の神秘体験」
でしょうか。
後年
「Chronicles(ボブ・ディラン自伝)」
という本が出て、その中に
「トリプレット(三連音符)の秘密」
みたいな一節があります。
それによると80年代終わり間際に始まった
「ネバーエンディングツアー」では
ボブは
「謎の三連音符のリズムをギターで刻んで」
おり、そのリズムに載せてなら、
「あらゆる人間の感情を簡単に歌で表現することができる・・・」
みたいな。
(ちょっと違ったらゴメンね)
※ネバーエンディングツアー初期、
確かに「曲と全然合っていないギター」
を弾く手の動きを、
ビデオにて見た事があるような気がします。
しかし、94年の時点で
まだ続けていたかは分かりません。
そうだったのか!
それだったのか…
私を狂わせた秘密はそれだったのか!?
と興奮しつつ、
「ほんまかボブ?また作り話やろ!?」
と眉唾な部分もあり、
その曖昧感にて更に一層、
「神秘感が増す」のです!
しかしながら、ともかく、
「三連音符の秘密」を発見した!
とか書く人もこの人しかおらず(多分)、
実際に何やってるのかもよく理解できないので、
何かわからない「謎ジャンル」
として存在し続けているという訳です。
なんだか、とてつもないことだけは確かです。
おかげでその後の私は、
「夜も眠れず、頭の中はボブのことばかり。。。」
どうしたら
「またボブ・ディランのコンサート」
を観る事ができるのだろう?
と。
あれからなんと25年が経ったのですが、
その後も「来日公演」があったり、
「海外遠征」させて頂いたり、
コンサートに行き続けることができています。
でも、やはり
「最初のショー」
は自分にとって特別であり続けます。
なんと、昨年
「ヨーロピアン・コレクターの方」による
映像大放出があり、
「この日のビデオ」が発掘され
現在、動画サイトで全編を観れる模様です。
音源は数種類聴いておりましたが、
まさかセキュリティが厳しく、
写真も中々出回らない「日本公演」で、
「こんなビデオ」が存在したとは!!!
しかも、センター膝上クラスで
ハイクオリティではないですか!
何たる幸せ。
しかも、視聴したところ、、、
自分の思ってたより更に名演でした。
嘘だと思ったら(思わなくても)
是非動画サイトで
「CASTLE HALL OSAKA FU」
を観て下さい。
「FU」って何だろう?
と結構考えていただけど
「府」でしょうかね。(笑)
隠し撮りのため、画像はブート感あり!
(特に最初は黒画面の時もあるけど)
「ボブ・ディランの全てを舐める様に凝視したい」
またMash氏の様に
「ボブやバンドの音を漏らさず聴き取りたい」
そんなコアなファン以外には
「荒い画像」ばかりで
「特に面白いシーン」
も無いかもしれません。
でも、まあとにかく(笑)
「騙された」
とでも思って見て欲しいです。
「If not for you 」
聴いてみて下さい。
「Don’t think twice 」
と
「Tangled up in blue」
と
「Tomorrow night 」
も。
あと、その時点の私は
「聴いたことのない曲」が多かったから、
少しも驚けませんでしたが、
レア曲
「Series of Dreams」
も凄いです。
「I and I」
に
「Ballad of a Thin Man」
すべてにおいて
「背筋が凍るほどのスリル」
を感じる歌唱となっています。
正に「ボブ・ディラン」です。
私が初めて観た公演は例外ではなく、
90年代は「狂気の名演続出」
の凄い時だったようです。
それでも
この日「1994年2月12日の凄さ」
は特筆に値すると思いますよ!
( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
俺のバンド「Mashroom High」公式ホームページ
にて、演奏映像公開中!
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ゲスト・ライター陣紹介
〈ジョーカーウーマン〉
日本を代表する
「ボブ好き5人衆」
の一人。
お金が有ればもちろん、
無ければローンを組んででも
海外まで出掛け
「ボブ・ディランLive」
をGetsし続ける「重鎮」
俺「Mash」とは
「ボブの音楽的部分」
そして
「ユーモラスに笑える部分」
にて合致!
今回の新連載で
より深く「ボブ」を掘り下げる!
ジェリーズ軍団では
「Starman☆アルチ」
「ハウリンメガネ」
と共に、音楽専門ライター陣
「ロック・マニアックス」
を2019年新規結成。
を初めて観たのは
1994年2月。
「日本ツアー」
のことでした。
それまでも「一般的ファン」でしたが
(勿論「ファン」だから
コンサートに行ったのですが)
その夜の2時間余りで
「人生の優先順位」が完全に変わる!
そんな衝撃を受ける事となったワケです。
要するに「本気ファン」
になるキッカケになった日
と言えるでしょう!
「ボブ・ディランさん」
は、
「詞と曲作りの上手い60年代のアイコン」
と
一般的には認識されてる様ですが、
実際は「驚愕のパフォーマー」なのです。
「前人未到クラス」です。
ここでは結構はっきり言いますけれど
「超人」です。
「世界の七不思議人間版」です。
ゲーム等で
「召喚士」とか「魔術師」とか
そういう「謎の職業」があるようですが、
現実世界で、もっともそれに近い!
と感じるのが「ボブ・ディラン」です。
コンサート中は肉眼では見えませんが、
「空中をドラゴンが飛び交って」
いたり、
「ナイアガラ級の瀑布が出現した」
り、
「空間に歪みが出現した」
り、
「なんか大変なこと」
になっているのです。(笑)
力量的には、イメージとして
「死人がゾンビ化して墓から蘇り
ボブの音楽を求めて彷徨いだす、、」
それ位は優に超えていると言えるでしょう。
※筆者に誇張は一切ございません。
むしろ言葉が追いつかず歯がゆい気持ちです。
パフォーマーという言葉が出るなら、
ポール ・ウィリアムズ著
「ボブ・ディラン 瞬間の轍
(原題:Bob Dylan Performing Artist )」
という本が思い浮かびます。
超名著ですので、
まだ読んでいない方には
是非とも読んで頂きたいです。
と思ったら、なんと絶版???????
ショックです。
読んでおられない方は
図書館等を利用して是非とも読んで下さい。
「ポール ・ウィリアムズさん」は、
ヒッピーとしか思えません。
本の随所に、というか全編に渡り
「あなたハイですよね?
ハイになってボブ聴いてますよね?」
との感覚満載で、その分、
1→2→3的な「世界を跳び超えた本質」を
「一撃で抉る」ような
「ノックアウト力」があります。
他人に読む事を勧める割には
20年くらい読み返してないので、
詳細は忘れましたが、
「パフォーマーとしてのボブの凄さ」
を力説しつくした本であったと思います。
そんな「ボブ・ディラン」の
最盛期のショーを
「公式レコードだけのボブ」
を想定して、「油断し切った状態」
で観に行ってしまったのですから、
人生が変わっても仕方ありません。
※私は90年半ばに
「本気ファン」
になったこともあり、
好みの問題かも知れませんが、
ボブ・ディランは
60年代、70年代よりも
90年代が最盛期だと思っています。
「数多くあるピーク」の中でも
「特異な時代」と呼んだ方がいい…
のかも知れませんが。
まさに畏怖の念に打たれまくるような
「ミラクルショー」でした。
なんやこれは?
なんやこれは?
なんや、一体これは?
なんやねーーーーーーーーーーーーん!!!
頭の中に巻きおこる
「数々のワンダー」。
答えなどは当然あるはずもなく、
私は半ば呆然とした態で
真冬の夜、ポンっと公園に放り出され、
ただただ、歩いた夜。
「音楽としての素晴らしさ」
というより、
「一種の神秘体験」
でしょうか。
後年
「Chronicles(ボブ・ディラン自伝)」
という本が出て、その中に
「トリプレット(三連音符)の秘密」
みたいな一節があります。
それによると80年代終わり間際に始まった
「ネバーエンディングツアー」では
ボブは
「謎の三連音符のリズムをギターで刻んで」
おり、そのリズムに載せてなら、
「あらゆる人間の感情を簡単に歌で表現することができる・・・」
みたいな。
(ちょっと違ったらゴメンね)
※ネバーエンディングツアー初期、
確かに「曲と全然合っていないギター」
を弾く手の動きを、
ビデオにて見た事があるような気がします。
しかし、94年の時点で
まだ続けていたかは分かりません。
そうだったのか!
それだったのか…
私を狂わせた秘密はそれだったのか!?
と興奮しつつ、
「ほんまかボブ?また作り話やろ!?」
と眉唾な部分もあり、
その曖昧感にて更に一層、
「神秘感が増す」のです!
しかしながら、ともかく、
「三連音符の秘密」を発見した!
とか書く人もこの人しかおらず(多分)、
実際に何やってるのかもよく理解できないので、
何かわからない「謎ジャンル」
として存在し続けているという訳です。
なんだか、とてつもないことだけは確かです。
おかげでその後の私は、
「夜も眠れず、頭の中はボブのことばかり。。。」
どうしたら
「またボブ・ディランのコンサート」
を観る事ができるのだろう?
と。
あれからなんと25年が経ったのですが、
その後も「来日公演」があったり、
「海外遠征」させて頂いたり、
コンサートに行き続けることができています。
でも、やはり
「最初のショー」
は自分にとって特別であり続けます。
なんと、昨年
「ヨーロピアン・コレクターの方」による
映像大放出があり、
「この日のビデオ」が発掘され
現在、動画サイトで全編を観れる模様です。
音源は数種類聴いておりましたが、
まさかセキュリティが厳しく、
写真も中々出回らない「日本公演」で、
「こんなビデオ」が存在したとは!!!
しかも、センター膝上クラスで
ハイクオリティではないですか!
何たる幸せ。
しかも、視聴したところ、、、
自分の思ってたより更に名演でした。
嘘だと思ったら(思わなくても)
是非動画サイトで
「CASTLE HALL OSAKA FU」
を観て下さい。
「FU」って何だろう?
と結構考えていただけど
「府」でしょうかね。(笑)
隠し撮りのため、画像はブート感あり!
(特に最初は黒画面の時もあるけど)
「ボブ・ディランの全てを舐める様に凝視したい」
またMash氏の様に
「ボブやバンドの音を漏らさず聴き取りたい」
そんなコアなファン以外には
「荒い画像」ばかりで
「特に面白いシーン」
も無いかもしれません。
でも、まあとにかく(笑)
「騙された」
とでも思って見て欲しいです。
「If not for you 」
聴いてみて下さい。
「Don’t think twice 」
と
「Tangled up in blue」
と
「Tomorrow night 」
も。
あと、その時点の私は
「聴いたことのない曲」が多かったから、
少しも驚けませんでしたが、
レア曲
「Series of Dreams」
も凄いです。
「I and I」
に
「Ballad of a Thin Man」
すべてにおいて
「背筋が凍るほどのスリル」
を感じる歌唱となっています。
正に「ボブ・ディラン」です。
私が初めて観た公演は例外ではなく、
90年代は「狂気の名演続出」
の凄い時だったようです。
それでも
この日「1994年2月12日の凄さ」
は特筆に値すると思いますよ!
( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
俺のバンド「Mashroom High」公式ホームページ
にて、演奏映像公開中!
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ゲスト・ライター陣紹介
〈ジョーカーウーマン〉
日本を代表する
「ボブ好き5人衆」
の一人。
お金が有ればもちろん、
無ければローンを組んででも
海外まで出掛け
「ボブ・ディランLive」
をGetsし続ける「重鎮」
俺「Mash」とは
「ボブの音楽的部分」
そして
「ユーモラスに笑える部分」
にて合致!
今回の新連載で
より深く「ボブ」を掘り下げる!
ジェリーズ軍団では
「Starman☆アルチ」
「ハウリンメガネ」
と共に、音楽専門ライター陣
「ロック・マニアックス」
を2019年新規結成。