アサギマダラの迷足譜

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勝ちきる頭脳:井山裕太著

2018年08月06日 | 囲碁

昨日、久しぶりに三次市立図書館にいきました。ふつうは、地元の図書館で、借りる本は、すますのですが、本館のほうは、さすがにちがいます。

その中で見つけたのが、この本、勝ちきる頭脳:井山裕太著です。私が、借りなければ、いったい三次でだれがかりるんかいなというおごりで、借りました。借りる人が少ないと、いずれ、閉架にはいってしまうのです。本館には、江戸時代の打ち碁を集めた、高価な全集もありますが、今は閉架で眠っているのです。

さっそく読んでみました。が・・・。というのも、この前、若い許プロにストレートで負けてしまい、6冠に後退した時期なので、少し微妙なところがありますね。

なぜ、打ちたい手を打つのか というのが、この本の最大のテーマのようです。

アマの私から見るとその悩みは、雲の上の上の上くらいな感じです。

そう思うと、アマは気楽で、好きな手が打てて、勝っても負けても、責任はまったくないしで、地面の上で、暴れまくっても、平気なので、幸せですね。

あとがきで、述べてあります。

僕には棋士として大きな使命があります。

「一人でも多くの人に、囲碁の魅力を伝えていく」

それには、特効薬的な解決策はなかなかみつかりません。それでも囲碁普及においても、「最善の一手」を常に探し求めていくつもりです。

としめくくってあります。よろしくお願いします。

今度の名人戦は、張プロとの7番勝負です。この本でも、10年前に張名人に挑戦して負けたことが、その後の井山プロの碁をつくっていったと書かれています。今回の対決はそういう意味で楽しみです。