強盗団【頭突(ずずき)連中】
近頃、恐ろしい強盗が流行っています。
文字通り無法で、暴力で目的を達成しようとする輩です。
幕末にも多くの犯罪がありますが、かなり悪質な集団もあり、【浮世の有様】【大坂】の天保九年二月三十日の記事に、
近来盗賊、巾着切の類大に勢ひ振るひ、住吉街道、天王寺辺は申に及ばず、市中にても往来の者共白昼にはぎ取りぬる事、傍に人なきが如く甚しき事也と云、北野、曽根崎の辺には頭突連中と唱へ、大勢の党を結び、頭を以て人に突掛り喧嘩なして、大に人をゆすり打擲せし上金銀を奪取、此連中には角力取なと打交り、甚しかりしかとも、追々に此悪徒共は召捕へられしと云【浮世の有様】【大坂】
とあります。
天保九年はまだ天保大飢饉の影響がさめやらぬことであり、公権力のゆるみもあったのでしょうか、白昼の追剥も多く出現したことが書かれています。
大阪の、北野、曽根崎辺りの悪党の中には、【頭突連中】と言うグル-プがあり、関係ない人に、頭突をして因縁をつけ、喧嘩をして、ゆすったり、暴行を加えたりして、御金を奪い取っていたグル-プがあったようです。
次第に召捕られて行ったようですが、凶悪な輩でございます。
何か、今の強盗に似ているような?
「傍に人なきが如く甚しき事也。」
桑原、桑原
近頃、恐ろしい強盗が流行っています。
文字通り無法で、暴力で目的を達成しようとする輩です。
幕末にも多くの犯罪がありますが、かなり悪質な集団もあり、【浮世の有様】【大坂】の天保九年二月三十日の記事に、
近来盗賊、巾着切の類大に勢ひ振るひ、住吉街道、天王寺辺は申に及ばず、市中にても往来の者共白昼にはぎ取りぬる事、傍に人なきが如く甚しき事也と云、北野、曽根崎の辺には頭突連中と唱へ、大勢の党を結び、頭を以て人に突掛り喧嘩なして、大に人をゆすり打擲せし上金銀を奪取、此連中には角力取なと打交り、甚しかりしかとも、追々に此悪徒共は召捕へられしと云【浮世の有様】【大坂】
とあります。
天保九年はまだ天保大飢饉の影響がさめやらぬことであり、公権力のゆるみもあったのでしょうか、白昼の追剥も多く出現したことが書かれています。
大阪の、北野、曽根崎辺りの悪党の中には、【頭突連中】と言うグル-プがあり、関係ない人に、頭突をして因縁をつけ、喧嘩をして、ゆすったり、暴行を加えたりして、御金を奪い取っていたグル-プがあったようです。
次第に召捕られて行ったようですが、凶悪な輩でございます。
何か、今の強盗に似ているような?
「傍に人なきが如く甚しき事也。」
桑原、桑原
(弘化三年六月)同十七日 半晴小雨今朝立秋。一 摂州中道村 医師 元朝 右帯刀いたし役所江罷出候ニ付、一通 及吟味、手鎖村預申付ル。一 夕刻ゟ坂本入来逢、四ッ時比帰ル。一 設楽ゟ文通、縁談断申越、及返書。
とあり、「半晴小雨」であることがわかりました。そこで質問ですが、この記述は「曇り時々晴、一時小雨」とゆう意味でしょうか?それとも?右ご教示いただければ幸いです。
なお、大坂代官・竹垣直道の日記(PDF)は、下記のページに一覧があります。以前におしらせしたかも。
https://www.kansai-u.ac.jp/Museum/naniwa/publication.html
(参考)増補改訂【かいわいの時】弘化三年(1846)六月十七日:蜻蛉群集飛行(『筱舎漫筆 11』)。
https://www.facebook.com/hachikenya/posts/pfbid0FisC7NDqRQhoKXBSFwZ2kKvmjMcK82Dnka9GksNXjWYardC9T3Teor7AXhnm2JXJl
大坂代官・竹垣直道の日記は、以前御教示いただき、天気記事を入力済みです。
弘化三年六月十七日の天気につきましては、あたりの天気も見ながら調べて見たいと思います。