アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

お寺でヴァイオリンコンサート

2017-10-28 09:30:40 | アートな旅

千葉県大網市にある由緒あるお寺「本国寺」

1471(文明3年)東上総を伝道した京都妙満寺第16世の

門下の一人、日泰上人に土気城主(とけ城主)酒井静伝が帰依したことで

寺院が法華宗になりました。そこは僧侶の教育を行う宮谷檀林(みやざくだんりん)

でした。本堂は1848(嘉永元年)に上棟されました。

その本堂にて「大谷康子」ヴァイオリンリサイタルが実施されました。

曲目が「愛の喜び」「G線上のアリア」「無伴奏ソナタ・シャコンヌ」

「愛の賛歌」「アメージンググレース」「乾杯の歌」「ツゴイネルワイゼン」

など、親しみのある曲を奏でて下さいました。


正門

森と竹林に囲まれた檀林の風格


本堂を横から(この中でのコンサート)

コンサート中は写真はNGですのでせめてお寺の様子


当主のお話

この金屏風の前での演奏

後ろで仏さまが見守っておられます。

この場所は千葉県の源流の一つ「宮谷県」(みやざくけん)が置かれました。

1868年(明治元年)安房上総県は当山の建物を借りて庁舎として使用。

1872(明治6年)木更津県・印旛県は統合して県庁が千葉に移転ました。

1954(昭和29年)宮谷県庁跡として千葉県指定史跡となりました。

コンサートでは大谷康子氏の「歌うヴァイオリン」と評される音色と

楽しいお話も素晴らしく人柄もにじみ出て心温まるコンサートでした。

250人以上が本堂に集まって夢のような時間を過ごした人々が

立派なお寺を後に帰宅します。(尚、BSジャパン・テレビ東京)にて

毎週木曜日23時~30分「おんがく交差点」に出演されています。