千葉県大網市にある由緒あるお寺「本国寺」
1471(文明3年)東上総を伝道した京都妙満寺第16世の
門下の一人、日泰上人に土気城主(とけ城主)酒井静伝が帰依したことで
寺院が法華宗になりました。そこは僧侶の教育を行う宮谷檀林(みやざくだんりん)
でした。本堂は1848(嘉永元年)に上棟されました。
その本堂にて「大谷康子」ヴァイオリンリサイタルが実施されました。
曲目が「愛の喜び」「G線上のアリア」「無伴奏ソナタ・シャコンヌ」
「愛の賛歌」「アメージンググレース」「乾杯の歌」「ツゴイネルワイゼン」
など、親しみのある曲を奏でて下さいました。
正門
森と竹林に囲まれた檀林の風格
本堂を横から(この中でのコンサート)
コンサート中は写真はNGですのでせめてお寺の様子
当主のお話
この金屏風の前での演奏
後ろで仏さまが見守っておられます。
この場所は千葉県の源流の一つ「宮谷県」(みやざくけん)が置かれました。
1868年(明治元年)安房上総県は当山の建物を借りて庁舎として使用。
1872(明治6年)木更津県・印旛県は統合して県庁が千葉に移転ました。
1954(昭和29年)宮谷県庁跡として千葉県指定史跡となりました。
コンサートでは大谷康子氏の「歌うヴァイオリン」と評される音色と
楽しいお話も素晴らしく人柄もにじみ出て心温まるコンサートでした。
250人以上が本堂に集まって夢のような時間を過ごした人々が
立派なお寺を後に帰宅します。(尚、BSジャパン・テレビ東京)にて
毎週木曜日23時~30分「おんがく交差点」に出演されています。