「東大寺大仏・天平の至宝」と題した特別展に行ってきました。
東大寺は聖武天皇と光明皇后が夭逝した皇子の菩提を弔うために造営した山房
に始まり、やがて天平勝宝4年(752)大仏開眼供養が盛大に行われましたが
2度の罹災を乗り越えて高僧らが復興、再建に取り組み創建時の天平文化を代表する
至宝が伝わっています。
大阪に住んで居たときは良く訪ねましたが、深い知識も無く漠然と眺めていたものでしたが
年齢を重ねて奈良の都を訪れることも無くなり、興味も湧いてきて奈良へ行かなくても見る事が出来ることを嬉しくたずねてみました。
公園の中は紅葉した葉が落ちて晩秋の趣きがあります
上野公園を通り噴水の向こうに東京国立博物館が見えます
博物館前にはすでに大勢の人がチケットを求めていました。
向かって左側には『表敬館』が見えます。
枝垂れ桜の紅葉と本館
「東大寺展」は本館隣の「平成館」で行われています。
今回は大仏殿前に立つ約4.6メートルの「国宝八角燈籠」は唯一
造立当初から大仏と寺を見守ってきた燈籠を寺外で始めての公開でした
(写真の向かって右側のもの)
1300年の時を経て人々を守ってきた仏像や至宝の数々は人間の知恵と信仰が
詰まっていて輝いていました。
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今回はもう一つの必見
年に2回・春と秋に公開する庭園が見られます。
秋:2010年10月30日~12月12日春:2011年3月12日~4月17日
本館北側に広がる庭園は池を中心に5棟の茶室を配し四季折々の花や木々が彩ります
紅葉と落ち葉
茶室ではお茶会が行われていました。
ニシキギが半分だけ赤くなっています。
自然のアートに感激