アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

香しい百合よ

2007-07-06 21:05:29 | フローラ
梅雨の晴れ間に咲いた百合の花。
私の大好きな「マルコポーロ」という種類です。勿論「カサブランカ」も大好きですが、このマルコポーロはうっすらとピンク色が混じっています。古代から神社などで舞にも使われていますが、古事記や万葉集にも詠まれています。西洋でも古代ギリシャやエジプトのフレスコ画、キリスト教世界では聖母マリアの象徴として描かれています。
夏になるとどこからともなく香りがたちこめてくる百合の香しさ。甘く切ない香りにむせて美しさを堪能しています。




一本の百合に15ケくらいの花のつぼみがあります。高さは1m以上になりました。
遠くからでも香りが漂ってきます。

一華開五葉(いっけごようをひらく)
一輪の花が美しい五弁の花びらを開き、やがて立派な果実を実らせる。五葉を開くとは心の花を開くこと。心を開き純粋な心智に目覚めることが出来れば煩悩も妄想も消える、と達磨大師が言ったそうです。美しい花をみているとこのような言葉が当てはまると思いました。