自 由
にのみや あきら
世の中
何事においても
自由でなければならない
集団・団体などの組織に縛られて
自由を失っている人を見掛けるが
気の毒としか言いようがない
私は詩を書いている
詩は俳句や短歌のように
語数や季語に縛られない
自由だ
山頭火は定形や季語を気にしなかった
金子兜太さんも季語に疑問を持ったようだ
芸術はなにかに縛られてはならない
縛られるとそれだけ質が落ちる
本当の芸術表現が不可能になる
文学の世界に限らず
人間は
自由でなければならない
パリの世界人権宣言にもあるように
人は自由で平等でなければならない
自由のない世界など
愚にも付かない