居 酒 屋 ( 2 )
にのみや あきら
格安の居酒屋で
一人用のカウンター席で
吞んでいた
店内が満席になったかと思ったら
時間が幾らも経たない内に
殆どの客が引いてしまった
特別誰かと対話を交わしたわけではないが
客が去ってしまうと
知らない客でも
酒飲みの連帯感があるのか
飲み友達がいなくなったようで
寂しくなる
自分の家で
独り酒はつまらないから
居酒屋に来てたのに
これでは機先をそがれたようで
どうしようもなくなる
酒飲みって
寂しがりやで憐れな存在
にのみや あきら
格安の居酒屋で
一人用のカウンター席で
吞んでいた
店内が満席になったかと思ったら
時間が幾らも経たない内に
殆どの客が引いてしまった
特別誰かと対話を交わしたわけではないが
客が去ってしまうと
知らない客でも
酒飲みの連帯感があるのか
飲み友達がいなくなったようで
寂しくなる
自分の家で
独り酒はつまらないから
居酒屋に来てたのに
これでは機先をそがれたようで
どうしようもなくなる
酒飲みって
寂しがりやで憐れな存在