僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.1529【 居 酒 屋 ( 2 ) 】

2017-12-13 05:00:19 | 
   居 酒 屋 ( 2 )

        にのみや あきら

格安の居酒屋で
一人用のカウンター席で
吞んでいた
店内が満席になったかと思ったら
時間が幾らも経たない内に
殆どの客が引いてしまった
特別誰かと対話を交わしたわけではないが
客が去ってしまうと
知らない客でも
酒飲みの連帯感があるのか
飲み友達がいなくなったようで
寂しくなる
自分の家で
独り酒はつまらないから
居酒屋に来てたのに
これでは機先をそがれたようで
どうしようもなくなる
酒飲みって
寂しがりやで憐れな存在
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