僕の詩集No.655【 駄洒落集 ( 13 ) 】

　　　駄 洒 落 集 ( 13 )

　　　　　　　　　　にのみや　あきら


★ 「綿棒使いすぎよ」
　　「ゴメン」

★ 「今日の気分は壮快だ」
　　「そうかい？」

★ 将棋で完敗したので、やけ酒で乾杯した。

★ このメガネ、度が合わない。
　　どうなってるんだろう？

★ 小遣いはやらないよ！
　　なんて言ってると、コズクよ

★ あの街に行くのが、待ち遠しい。

★ ヤブ医者が、治療が旨く行かなくて、やぶれかぶれ。

★ 嵐の番組、あらすじ判ってるよ。

★ 千葉県の財政が窮地に追い込まれ、知事が血走った。

★ にわか雨が降って来たのに、お店の人に、
　　「傘は貸さないよ」と断られた。

僕の詩集No.654【 奇怪な存在 】

　　　奇 怪 な 存 在

　　　　　　　　　にのみや　あきら


自分と向き合うと
ある世界が浮かぶ
過去が浮かび
現在が浮かぶ
未来が浮かぶ
そしてその存在は
反骨の念
妥協の念
寛容の念
相反する心は
ひとりの人間が原点
この矛盾はどこから来たのか
この混迷はどこから来たのか
神だけが知っている