大学時代の友達からの贈り物。
何年か前、何十年振りに大阪まで会いに来てくれて再会、
彼は立派なデザイン事務所の社長さんになっていました。
当時の大阪芸大の下宿では、
毎晩宴会が繰り広げられていました。
今はそこも随分開けましたが、その頃は道路に電燈もない様な真っ暗な二上山の麓、
大阪南河内郡「上ノ太子」。
毎日、陽が昇る頃までどんちゃん騒ぎをし、近隣の農家の方達には大変御迷惑をおかけしていたと思います。
ホタルが飛び・ヒグラシの鳴く様な、
大阪でもまだまだ大自然が残る場所でした。
ブドウの栽培や軍手で有名な場所とともに、
聖徳太子を始め、日本の天皇家や貴族・王家の墳墓が集結する、当時の奈良の都から観ると黄泉の国と称される場所で、
私はそこで5年間暮らす事になります。
そんな場所で毎晩ウゴメいていた金のない私達にとって、
一番の贅沢・・・
それが、
近鉄・富田林の駅前の「王将」で餃子と鳥の唐揚げを食べる事でした。
下宿生の誰かに仕送りが来たと聞いては、みんなでバイクで王将に走ります。
そこの餃子と唐揚げは絶品で、
未だにそれを超えるものには出会えていませんが、
ラー油にたっぷり沈殿する一味唐辛子に、それを付けて食する餃子は、日々下宿の草をむしって煮炊きして食べていた私達にとっては最高の御馳走で、その日だけは次元の違う特別な日でした。
今はもう、その「王将」はなくなっています。
その彼が3・11の震災後、五月のゴールデンウィークに生まれたばかりの赤ちゃんを連れて私の家に遊びに来てくれました。
大地震で家が傾き、計画停電の影響や今も続く大きな余震の話しを聞き、
最近起こった震度5強の地震にも、
「慣れてしまって大丈夫。」という事でした。
「揺れの大きさで震度も言い当てれる自分がどうなん・・・。」とも言っていました。
その時、大学時代の富田林の「王将」の話になり、
「あの時の餃子の味が忘れられない、
それにはとうてい及ばないが
有名な宇都宮の餃子を送るよ!」
という事で今回の贈り物。
再会以降、彼の仕事関係のクライアントのステーキやしゃぶしゃぶやおせちなど、
中元やお歳暮に大量に食品を送っていただいています。
本当にそれで、通常では味わえない至福の時間を家族で過ごさせていただいています。
いつもありがとうございます。
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