公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

地方競馬「健闘」の理由

2010-08-03 06:25:05 | 競馬

地方競馬の売り上げって、そんなに落ちてないのか。

この理由は、競馬の話もしろ、と の痔事砲弾氏のコメントが的を得ているみたい。

地方競馬の売上を支えているのは、ブロック制ではなく在宅投票なのですが

H21年で3割しか売上げ無い在宅が主流なんですか? ネット投票は昔からあるにはあったけどH17年なんて確実に電投が主流でしょ?地方の電投は非常にやりずらいし、タネ銭入れるのも一苦労だった。旧富士銀行系列のATMを探す労力・・・俺が悪いんだけどw今は本当に簡単に買える、これはデカイ。


ああ、D-netね。確かにこれは使い勝手が悪かった。

私も加入してしばらくは電話投票だけしか使っていなかったが、南関東や園田が当時加入してなかったせいもあってか、購入するたびごとに高い通話料を払わされた。ま、SPAT-4は使い勝手がよかったが、如何せん、当時は南関4場のみの発売だった上に、半年購入実績なしで解約の対象にされてしまうという問題点があった。これらの欠点により、H17年頃の地方競馬は在宅投票比率が低かった。

しかし、2006年だったか、D-netがオッズパークに変わってから、格段に使い勝手がよくなった。加えてオッズパークは、レース実況、リプレイもリアルタイムに行うようになったし。この影響をSPATも受けて利便性がさらによくなったし、加えて、地方競馬の全レースを買えるサービスまで現れ、要は地方競馬だけは、在宅投票の世界において、「競争原理」が働いていることになる。これが、在宅比率を押し上げる要因になったのだろう。

しかしながら、それでもまだ全体の3割弱程度に過ぎない。ということは、7割が「現場売り上げ」。にもかかわらず、在宅が地方競馬の主流、なんていうことは、統計学上の見地から言ったら、「ありえない」話だ。

相互互助も度が過ぎれば、意味を成さなくなると思いますが…

H17年売上げ3690億H21年売上げ3634億。この数字が正しいのなら、今のご時世大成功じゃない?客層の内情はどうなってるか知らないけど、今の状態なら相互互助(なのかな?)、成功でしょ。 楽天絡んでから宣伝努力の度合いが別次元。競輪と比べちゃ失礼なくらいw


確かに、将来的には、相互互助の意味をなさなくなる恐れが出てくる可能性があるかもしれないが、上述の通り、まだまだ7割が「現場売り上げ」で占められていることを考えると、ブロック制の持つ意味は大きいと思うけどね。というか、地方競馬の「総論」から見ると、4年前と比較してほとんど売り上げが落ちていないことにビックリ。ま、地方競馬には潜在的なファンがまだいる、ってことなのかな。


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2 コメント

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Unknown (代品民)
2010-08-03 23:50:07
>まだまだ7割が「現場売り上げ」で占められていることを考えると、
>ブロック制の持つ意味は大きいと思うけどね

平成17年度と21年度の本場、場外、在宅の売上高の比較。
および、平成17年度と21年年度の南関東とその他の競馬場の比較をしてみると
何か分かるかもしれませんね。
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Unknown (代品民)
2010-08-07 11:11:39
地方競馬は平成17年度に比べ、
平成21年度は本場開催を3.5%ほど削減しています。

では、本場の売上は、どうなったかというと1205億円から816億円に激減しています。389億円の減少。
場外発売も287億円の減少。


それと地方競馬全体では、売上は微減という結果になっていますが
南関東とその他の競馬場という視点で見てみると
南関東は63億円売上を増やしています。

それに対し、その他の競馬場は119億円の減少。
平成17年度のその他の競馬場の売上は1570億円ですから、減少率は7.6%。

他の公営競技と比べると良い結果でしたが、
南関東との差が明らかに違いますね。

金沢競馬は2007年度より、名古屋競馬、
笠松競馬と相互互助発売を開始しました。

その結果を見てみましょう。
2006年度 http://www.keiba.go.jp/nar/pdf-result/year0604-0703.pdf

2007年度 http://www.keiba.go.jp/nar/pdf-result/year0704-0803.pdf

2008年度 http://www.keiba.go.jp/nar/pdf-result/year0804-0903.pdf

2009年度 http://www.keiba.go.jp/nar/pdf-result/year0904-1003.pdf

2006年度の場外の売上が21.5億円
2007年度、23.5億円
2008年度、29.2億円
2009年度、30億円

名古屋と笠松、合わせて年間8.5億円というのはさすがに…
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