小倉記念で、スマートギアに騎乗した武豊。
毎日杯以来の騎乗ということも手伝ってか、馬自身、いまだ重賞勝ちがないにもかかわらず、何と1番人気に推された。
テレビ西日本の中継では再三、スマートギアだけをアップするシーンが見られたが、道中後方から2番手あたりでレースを進め、3角あたりからおっつけ通しのまま、直線で3着にもってきた。
結果は3着だったが、3角からおっつけ通し、という騎乗は、あまりみたことがなかった。ちょっと休む機会があったことで、武豊に心境の変化が見られたのかも?
なお、1着は、バトルバニヤンとのクビの上げ下げの勝負を制したニホンピロレガーロ。
脇本雄太が豊橋記念を制した。
TOOL4より
平成22年7月31日
豊橋記念の3日目は前半戦は正直言って出鱈目ではお手上げ状態でしたが、高谷雅彦がビシッと決めてくれてからはやっと競輪らしくなり、ホッとしました。売り上げは脇本・深谷効果で16億6千万、3日間で41億強、目標の70億には届かなくても60億はクリヤーしそうですが、それでもショックは残ります。決勝戦は脇本ー松本、矢口ー稲村、栗田ー村本、深谷ー島野ー柴崎の4分戦。どのラインが勝っても不思議ないですが、期待したいのは救世主、脇本の優勝。18人のSS班も真っ青になるド派手な2連勝で一躍「輪界の救世主」として全国のファンの心を鷲掴みにしたのが滝沢正光2世の呼び声高い脇本雄太。2次予選でダッシュには自信がある大西祐のMAX逃げを鐘前から涼しい顔で叩き切った脇本のパワーは正に圧巻。鐘からホームまでのハロンは破格の10秒8、ホームからバックが11秒5、バックからゴールまでが11秒6のタイムにマークしていた吉村和之は堪らず3コーナーから離れる大逃走劇。3番手にはまった大西は追い付く前に離れ、その後の松本大地以下も千切れるというこれまで見た事もない光景。そう言えば寛仁親王牌の準決勝で逃げ切った時も赤板から2周、ゴールまでのタイムが40秒を割っていた事を考えたら、この快走も本人からすれば当り前なのかも。「特別な練習はやってないし、全てに以前のまゝ、只言える事は毎回鐘前から逃げる事を意識する事で脚力が身に付いたのかも」とケロリ。脇本と親しく話していた大ベテラン鈴木栄司氏が「滝沢さんも報道陣に常に丁寧で頭を下げていたし、レーススタイルも一緒、頑張って競輪を救って欲しいですね」と感心してました。頑張れワッキーが全国競輪ファン・関係者の声、期待してます。
決勝は、正攻法の位置にいた脇本を、最終ホームで深谷が叩きに出て先頭に立ったが、これで番手に嵌った脇本が2センター付近から捲って出て、最後は深谷を捉えて優勝。
深谷も、バックまで待てばよかったかもしれないが、そこまで待てない、という意識が強かったみたいだな。吉岡稔真VS山本真矢(って懐かしいな)以来かな、真っ向勝負対決というのは。こうした対戦がもっとあればいいんだけどねぇ・・・
ま、深谷は、「競輪で頑張る」らしいから、脇本はナショナルチーム入りして頑張ってくれ。でも、脇本にまで逃げられた場合、考えなければならないかもしれないが。
ところで、売り上げはどうなったのか?
(追記)
63億5245万6900円だって。