第8回JBCスプリントが3日、園田競馬場で行われた。
単勝1番人気は、7 ブルーコンコルドで1.7倍、2番人気は、4 バンブーエールで2.7倍、3番人気は、6 スマートファルコンで5.7倍。10倍以下は以上3頭。
揃ったスタートとなったが、4 バンブーエールがハナを切り、8 モエレラッキーが2番手。5 アルドラゴンが3番手、6 スマートファルコンが4番手。断然人気のブルーコンコルドは中団位置。2 メイショウバトラーは中団よりやや後ろ、1 フジノウェーブは最後方から2番手の位置。
勝負どころの3~4角に入っても、前のほうの位置はほとんど変わらず、後方待機勢が手綱が動いて苦しくなった。また、ブルーコンコルドも前の流れがつかめず、3~4角で懸命に手が動く。
直線に入っても、バンブーエールの逃げ脚は衰えず、スマートファルコン、アルドラゴンの2、3番手勢も流れ込むのが精一杯。また、ブルーも同様の展開となり、結果的に「行った行った」の勝負で決着がついた。
バンブーエールはこれで4連勝。また、初の重賞勝利。
<短評>
・バンブーエール・・・発馬がよく、スマートファルコンを抑えてハナを切ったことが勝因の全て。ペースをうまく作りきり、後続勢を全く寄せ付けず、トントン拍子で4連勝。また、過去にジャパンダートダービー、ダービーグランプリで2着に入ったことがあるが、初の重賞勝ちがG1級勝利となった。今回は展開に恵まれた感もするが、東京、新潟といった直線の長い競馬場で勝っていることを考えると、さらに力をつければ、マイルまでは十分通用しそう。
・スマートファルコン・・・バンブーエールにハナを奪われ、流れ込むのがやっとだった。一方で、ブルーコンコルドに先着したことは評価できる。
・アルドラゴン・・・地元園田の期待を受け出走したが、終始3~4番手を回り、3着に入った。この相手にしてこの着順は立派。
・ブルーコンコルド・・・小回りは決して不得手とはいえないが、今回はバンブーエールら前勢のかかりが終始よく、結果的にペースがつかめなかった。年齢的なことを考えるとズブさも見られるようになっており、そのあたりも敗因といえるか。
・メイショウバトラー・・・流れが向かず。5着。
・フジノウェーブ・・・3~4角で手が動いていては苦しい。