公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

今年の「スーパースター候補」出揃う

2008-11-03 22:37:54 | オートレース

スーパースター王座決定戦のトライアル戦に出場する16選手が決定した。

http://autorace.jp/racer_topics/2008/1030_superstar.html

森且行が悲願の初出場。この他、内山高秀、筒井健太も初出場。

池田政和は10大会、岡部聡は8大会、伊藤信夫は7大会連続出場となる。

史上類を見ない最強期という見方がされながらも、若井友和以外の選手がなかなかSGを優勝できなかった25期勢が、有吉辰也と永井大介という形で連続で優勝したこともあってか、25期以降の期の選手の出場が目立つようになり、世代交代が徐々に進みつつある。

そんな中、高橋、池田、岡部あたりはもはや「旧勢力」という見方もできるが、16人に出場が厳選されるスーパースターでどんな争いが展開されるのか。非常に興味深い。

ところで、今年のスーパースター王座決定戦の開催日は12月31日の大晦日。何かと慌しい日であり、オートレースどころじゃない、ともいえる日かもしれないが、今年の公営競技界はまさしく、最後まで目が離せなくなった。


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JBCクラシック回顧

2008-11-03 18:55:10 | 大レース回顧集

第8回JBCクラシックは3日、園田競馬場で行われた。

単勝1番人気は、2 ヴァーミリアンで1.9倍、2番人気は、1 サクセスブロッケンで2.2倍、3番人気は12 フリオーソで7.9倍。10倍以下の人気は以上3頭。

1 サクセスブロッケンが逃げ、12・フリオーソが大外から思い切って出て2番手。注目の2 ヴァーミリアンは3番手。発馬で遅れた8 メイショウトウコンが1周目のホームスタンド前では中団の位置に入り、11 ボンネビルレコードが7番手あたり。

3~4角で、ヴァーミリアンがサクセスに並びかけ、4角付近ではほぼマッチレースの様相。サクセスが懸命に逃げ、ヴァーミリアンが追うという、短い園田の直線にもかかわらず、見ごたえ十分の展開となったが、ヴァーミリアンがわずかにサクセスを交わして連覇達成。また、1分56秒7はレコードタイム。

<短評>

・ヴァーミリアン・・・前にサクセスブロッケン、フリオーソを見てがっちり3番手。勝負どころでサクセスに迫る。サクセスの才能溢れる走りに対し、交わすのにいささか苦労したが、最後は着差以上の強さを見せ、レコードで連覇達成。貫禄勝ちだった。ドバイワールドカップでのまさかの大敗が、後々響くかとも思われたが、全くそんな心配はなかった。 

・サクセスブロッケン・・・果敢に逃げた。最後はヴァーミリアンにチョイ差しを食らい敗れたが、負けてなお強しの印象。次代のダート王者になりうる走りは十分見せたといえる。

・メイショウトウコン・・・発馬で遅れたが、道中中団につけ、直線でも伸びて3着。

・フリオーソ・・・果敢に先手を奪いに行ったが、それがたたって勝負どころで脚がなくなった。それでも4着にとどまったことを考えると悪くない競馬だったのかも。


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日本選手権オートレース回顧

2008-11-03 18:12:46 | 大レース回顧集

今年のオートレース日本一を争う、第40回日本選手権オートレース優勝戦が3日、山陽オートレース場で行われた。

試走タイムは以下の通り。

1 濱野  淳  3.31

2 有吉 辰也 3.28

3 田中  茂  3.25

4 荒尾  聡  3.27

5 高橋  貢  3.27

6 佐々木 啓  3.30

7 池田 政和 3.28

8 浦田 信輔 3.31


スタート争いは、荒尾、高橋が出て行くも、内枠の濱野、田中が1~2角では先んじ、3周回で田中が濱野を交わして先頭に立つ。これに対し、3、4番手の荒尾、高橋も追撃にかかり、荒尾は4周回で濱野を抜いて2番手に上がるが、高橋はなかなか濱野を捌けず、漸く5周回にて3番手に浮上。

しかしながら、田中と荒尾、高橋との差はほぼ等間隔となり、周回が進んでいく。結局その後も大勢は変わらず、田中が2年ぶり2度目の日本一。2着荒尾。12連勝がかかった高橋は3着どまりだった。

2年前の後半3つのSGでは圧倒的な強さを誇り、次代のオートレースを担うと見られた田中だが、昨年は落車続きとなりすっかり調子を落としてしまった。

今年も、田中らしさがないまま今大会を迎えたが、準決勝で3.25の試走タイムをマークして1着となり、優勝戦でも同様のタイムを試走でたたき出したことから、高橋に次ぐ人気を集めた。

そして、レース前に、スタートを行く、という話をしていたが、宣言通りにレースを進め、高橋がもたついている間に後続をみるみる引き離した。快勝だった。

後方から捌くことに主眼を置くあまり、マークが厳しくなって、結果、落車が増えてしまった田中。まだ2年前のときの強さには及ばないとは思うが、そんな中での日本一の意味は大きい。スーパースターでも田中らしい走りを見せて欲しい。

高橋はスタートで行けなかったのが敗因だろう。荒尾にうまく押さえ込まれ、田中に早めに出られてしまうと、追撃する術もなかった。 


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ふるさとダービー広島回顧

2008-11-03 17:51:48 | 大レース回顧集

最後のふるさとダービー決勝戦が3日、広島競輪場で行われた。

まず午前9時5分頃、5 永井清史が朝の指定練習中に落車。頭部打撲などにより、午後12時20分頃、欠場となった。

http://blogs.yahoo.co.jp/dongurikoba2/57184669.html

というわけで、8車立てになってしまった決勝戦。

4 加藤圭一が前を取り、9 岡部芳幸-加藤、7 武田豊樹-2 神山雄一郎-6 松坂英司、1 荒井崇博-8 紫原政文、4 山口幸二。

残りあと2周付近、荒井が3番手の武田以下を抑えてそこへ入り込み、さらに正攻法の位置へと向かうところ、武田がすかさず巻き返しに出て、ジャン前付近では互いに譲らない構えを見せるが、荒井が突っ張りきり、武田は後方へと下がって残りあと1周。

最終バック付近から、6番手に下がった武田がスパート。掛かりがよく、4角で一気に前団を飲み込みかけたところ、荒井の番手の紫原、その後ろの山口、さらに岡部マークの加藤も突っ込んできて、最後の一戦に相応しい激戦となったが、武田がゴール前伸び切って優勝。2着紫原、3着加藤の順でゴールした。

意外にもこれがG2以上のビッグレース初優勝となった武田。2センターまでは会心のレースだと思われた一方、直線でなかなか伸びきれない印象を感じたが、最後は紫原以下を一蹴した。

今シリーズは逃げ切り勝ちが2回あり、ともすれば最近、後手に回る競走が多かった武田が初心に立ち返ったレースをしていたように感じるが、その流れのよさが優勝を呼んだといってもいいだろう。

もっとも、武田はG2 1回だけの優勝で終わるような選手ではないと思われる。34歳とはいえ、競輪のキャリアはまだ5年だし、それにふるさとダービーが初のビッグ制覇となった選手が、その後のG1で優勝したケースが少なくないことを考えると、この優勝をステップとして、更なる大きなタイトル奪取へとまい進してもらいたいものだ。

さて冒頭に述べた永井の件を少し書き留めておきたい。永井の不注意を責める必要はもちろんあるだろうが、だからといって、決勝戦の中止は考えられまい。確かに、これが決勝戦前の顔見せで転倒の上、事故で出場できなくなったとなれば中止にする必要性もあったかもしれないが、決勝戦開始までには少し時間があり、永井が出走できないという判断も事前に下せたことを考えると、ほぼ適切な処置だったように思うし、ファンもまた、改めて検討する時間は作れたように思う。

しかしながら、競輪はギャンブルである以上、何が起こるか分からない。その点について、特に一番売り上げが多く見込める決勝戦に出走する予定だった永井は、今回のことを反省し、くれぐれもこのようなことがないよう、今後努めてもらいたい。

コメント (2)
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JBCスプリント回顧

2008-11-03 15:34:09 | 大レース回顧集

第8回JBCスプリントが3日、園田競馬場で行われた。

単勝1番人気は、7 ブルーコンコルドで1.7倍、2番人気は、4 バンブーエールで2.7倍、3番人気は、6 スマートファルコンで5.7倍。10倍以下は以上3頭。

揃ったスタートとなったが、4 バンブーエールがハナを切り、8 モエレラッキーが2番手。5 アルドラゴンが3番手、6 スマートファルコンが4番手。断然人気のブルーコンコルドは中団位置。2 メイショウバトラーは中団よりやや後ろ、1 フジノウェーブは最後方から2番手の位置。

勝負どころの3~4角に入っても、前のほうの位置はほとんど変わらず、後方待機勢が手綱が動いて苦しくなった。また、ブルーコンコルドも前の流れがつかめず、3~4角で懸命に手が動く。

直線に入っても、バンブーエールの逃げ脚は衰えず、スマートファルコン、アルドラゴンの2、3番手勢も流れ込むのが精一杯。また、ブルーも同様の展開となり、結果的に「行った行った」の勝負で決着がついた。

バンブーエールはこれで4連勝。また、初の重賞勝利。

<短評>

・バンブーエール・・・発馬がよく、スマートファルコンを抑えてハナを切ったことが勝因の全て。ペースをうまく作りきり、後続勢を全く寄せ付けず、トントン拍子で4連勝。また、過去にジャパンダートダービー、ダービーグランプリで2着に入ったことがあるが、初の重賞勝ちがG1級勝利となった。今回は展開に恵まれた感もするが、東京、新潟といった直線の長い競馬場で勝っていることを考えると、さらに力をつければ、マイルまでは十分通用しそう。

・スマートファルコン・・・バンブーエールにハナを奪われ、流れ込むのがやっとだった。一方で、ブルーコンコルドに先着したことは評価できる。

・アルドラゴン・・・地元園田の期待を受け出走したが、終始3~4番手を回り、3着に入った。この相手にしてこの着順は立派。

・ブルーコンコルド・・・小回りは決して不得手とはいえないが、今回はバンブーエールら前勢のかかりが終始よく、結果的にペースがつかめなかった。年齢的なことを考えるとズブさも見られるようになっており、そのあたりも敗因といえるか。

・メイショウバトラー・・・流れが向かず。5着。

・フジノウェーブ・・・3~4角で手が動いていては苦しい。


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大げさやのう

2008-11-03 14:20:14 | 競輪

何を考えているんでしょう!

枠複、枠単を買っているファンはどうすればいいんでしょう!

本来ならば中止なんですよ!

大事件なんですよ!!

http://www.condor-s.com/

枠単、枠複合わせてもせいぜい4%弱だろ。ま、本来ならば廃止してもいい賭式なんだが、なぜか競輪では「温存派」が多いなぁ。ま、あのお方もまた、廃止なんて言ったら、

何を考えているのか?

枠複、枠単を廃止したら、昔の競輪には戻れないんですよ!

と吼えまくるだろうが・・・

ま、何が言いたいかというと、永井清史が欠場することになったこと。ま、コバケンヤデスケイリンデスを見てもらったほうがいいな。

http://blogs.yahoo.co.jp/dongurikoba2/57184669.html

しかしながら、永井が直前欠場しただけで、「大事件」と喧伝されてしまう競輪そのもののあり方を考えねばならないなぁ。

 

コメント (2)
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長い写真判定

2008-11-03 06:58:42 | 競馬

大師匠のブログに、1996年のスプリンターズステークスにおいて、フラワーパークとエイシンワシントンのなが~い写真判定の話が書かれていた。

http://plaza.rakuten.co.jp/daikokusya/diary/200811020000/

ま、昨日の天皇賞の写真判定は、別に審議でもないのに、本当に長かった。また上記のレースも本当に長く、同着でもいいんじゃないか、という声も確かにあったな。

私はもっと古い、1979年の日本ダービーのことが思い出される。先頭を行く、カツラノハイセイコをリンドプルバンが一完歩ごとにハイセイコを追い詰め、ゴール線上はほとんど同体だったシーン。丁度このダービーが、競馬を見た最初のレースでもあった。

確かこれも10分ぐらい続いたと思うが、善さんこと、松本善登騎乗のハイセイコが勝ち、当時45歳だった松本は、当時のダービー最年長優勝騎手となった。

もともとハイセイコは福永洋一が乗っていたが、兄弟子である「善さん」の体の調子がよくないことから、

「オレはまだいつでもダービーを勝てるチャンスがある。でも善さんにはもう今年しかチャンスはない。」

ということで、わざわざ降りたというエピソード話まであるほどで、そういった意味でも感慨深い。でも、洋一はこの年の3月、毎日杯で落馬し、二度と騎乗できなくなってしまった。ま、一般的には、ハイセイコーが初仔にしてダービー馬を輩出したことで話題になったが。

もっと古い話だと、1961年の日本ダービーのハクシヨウとメジロオーの大激闘だな。メジロオーがヒタヒタとハクシヨウに迫ったところがゴール。このレースも着順が出るまでかなり時間がかかり、「髪の毛の差」でハクシヨウが勝ったとまで言われたレースだが、レース後、メジロ軍団の北野さんが、

「別にダービー馬が2頭いてもいいじゃないか!」

と激怒したという話は有名。

そして、名門・メジロは、まだ一度もダービーに勝ったことがない・・・


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1月4日に落ち着いたみたい

2008-11-03 06:39:07 | 競馬

当初は1月3日の土曜日開幕を切望していた、2009年のJRA開幕開催だが、どうやら地方競馬の激しい抵抗があったみたいで、1月4日の日曜日開幕となるようだ。

また、来年は函館競馬場が改修工事のため、開催なし。そこで、その代替開催分の中京が1開催、1月10日より開幕。もう1開催は札幌となり、来年は札幌が3開催となるわけだが、ということは、夏の3場開催は1開催減るということになる。

これも、北海道シリーズ4開催全てが札幌になると、ホッカイドウ競馬に多大な影響が出かねないということを考慮してのものだと考えられるが(4開催連続だと、芝が荒れ放題になるし)、とりあえずは、

「中央の身勝手は許さ~ん!」

という、地方側の主張が認められたということになるかも。

 


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2008-2009トラックワールドカップ第1戦最終日

2008-11-03 06:23:21 | スポーツ

男子チームスプリントは、スタッフ、ケニーの北京金メダルコンビに、ワールドグランプリに出場したエドガーが加わった、チームスカイ+Hdが優勝。日本(成田和也、新田祐大、渡邉一成)は45秒461で予選5位となり、この順位がそのまま最終順位となった。

http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2008_manchester/Mens_Team_Sprint_Finals_Results.pdf

男子マディソンは、ポラク、クルーゲのドイツチームが優勝。

http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2008_manchester/Mens_Madison_Final_Results.pdf

女子団体追い抜きは、チーム100%ミーが優勝。

http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2008_manchester/Womens_Team_Pursuit_Finals_Results.pdf

女子ケイリンは、ペンドルトンが優勝し、今大会の三冠王に輝いた。

http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2008_manchester/Womens_Keirin_Finals_Results.pdf

ケイリンインターナショナルイベントも行われた。つまり、日本自転車競技連盟の協賛レースで、賞金つきのエキストライベント。

日本勢は渡邉、成田、新田に加え、稲垣裕之、中川誠一郎の5人が出場したが、準決勝に進出したのは、予選2着だった渡邉だけ。その渡邉も準決勝では降格処分となり、決勝には一人も進めなかった。

優勝はマシュー・クランプトン。

http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2008_manchester/Mens_International_Keirin_Finals_Results.pdf

というわけで、第1戦はこれで終了。

第2戦は20~22日の3日間、シドニーで行われる。

 


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