を整理してみよう。
●ロードレース
男子個人ロード
・宮澤崇史・・・86位
・別府史之・・・途中棄権
男子個人タイムトライアル
・別府史之・・・39位
女子個人ロード
・沖美穂・・・31位
●トラックレース
男子チームスプリント
・日本(長塚智広、渡邉一成、永井清史)・・・6位(順位決定予備戦敗退)
男子ケイリン
・永井清史・・・3位
・伏見俊昭・・・敗者復活戦敗退
男子ポイントレース
・飯島誠・・・8位
男子スプリント
・渡邉一成・・・12位
・北津留翼・・・16分の1決勝の敗者復活戦敗退
女子スプリント
・佃咲江・・・12位
女子ポイントレース
・和田見里美・・・途中棄権
●BMX
男子
・阪本章史・・・準々決勝敗退
●マウンテンバイク
男子
・山本幸平・・・46位
女子
・片山梨絵・・・20位
ま、トラックについていえば、永井の銅メダルがあったし、飯島も8位入賞ということを考えると、上出来の結果だったのかな。チームスプリントも6位という順位は悪くないような気がするし。
一方、ロード、BMX、マウンテンバイクについては、4年後に入賞レベルに上げるという点すら厳しい。ここは4年後ということに拘ることなく、例えば2016年の東京オリンピックが実現されたときのことを考えての長期的な対策が求められよう。
思うに、BMXはいわゆる「チビッ子世代」の選手が日本では圧倒的に多いとか。ま、トライアルの選手が少なくないことに起因するものだが、そう考えると、この世代をうまく強化できれば、阪本に続く選手は出てくると思う。それと、BMXの選手はトラックに取り組んでいる選手も少なくない(ジェミー・スタッフやシャネーズ・リード、ウィリー・カニスなど。クリス・ホイもBMX出身)から、特に女子あたりは、トラックレースにも参加することが望まれる。
ロードについては、まずはトラックから入るという手が考えられる。前にも言ったが、トラックの長距離勢の層はそんなに厚くない。現に、本腰で取り組めば、飯島や盛のように、五輪や世界選で入賞する選手が出ている。むろん、彼らの本職はロード選手。こうした手法は、例えば豪州がそうしているし(マイケル・ロジャースが好例)、イギリスもこの手法を取り入れている(マーク・カヴェンディッシュやブラッドリー・ウィギンスなど)。ロードだけのフルタイムということでは、レベルアップは覚束ないような気がする。
マウンテンバイクは強化策が最も困難な種目。どうすればいいんだろうか?ま、ダウンヒルが五輪種目にあればいいんだけど。
トラックレースは更なるレベルアップが必要。ロンドンでは確実にメダル候補と言われるようにならないとな。そう考えると、来年3月の世界選では何とかしてメダル獲得を果たすべし。別に五輪種目ではない、1kmTTやスクラッチでもいい。また、特に、スプリントの強化は最重要課題。それと、競輪が大きく変わることが求められるな。変わらないことには、競輪人気はますます先細りするだけのような気がするし、新たなファン層だって増えない気もするし・・・
(追記)
トラックについては、異競技からの「スカウト」も有効だな。スピードスケート出身者がまさに好例。あと、ボートあたりでもいい。