公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

新コンビ誕生

2007-06-29 06:59:07 | 競馬

メイショウサムソンが武豊を据え、凱旋門賞へと挑む。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/06/29/01.html

ウオッカは9月16日にロンシャンで行われるヴェルメーユ賞かニエユ賞に出走予定だが、メイショウサムソンは同日行われるフォワ賞の出走が有力。そこを叩いて10月7日の凱旋門賞へと挑む。

メイショウサムソンの血統といえば承知のとおり、父・オペラハウスはキングジョージを勝っているし、母の父・ダンシングブレーブはキングジョージ&凱旋門賞を勝っている。さらに父系の二代父にはサドラーズウエルズ、三大父(母系四代父)にはノーザンダンサーが入っており、典型的な欧州血統。

したがって出走に踏み切るとなれば、今後人気が上がっていく可能性がある。

ところで、昨年の凱旋門賞馬、レイルリンクは現在2番人気ながらも、キングジョージには出走しない様子で、目標をどうやら凱旋門賞一本に狙っている様相。オーソライズドは7月7日にサンダウンで行われるエクリプスステークスの出走が有力と見られ、ここを叩いてキングジョージへと行くみたい。

一方で今年の欧州勢は古馬に関して言えば、昨年のハリケーンランやシロッコ、さらにはエレクトロキューショニストといった面々と比較すると小粒で、マンデュロが果たして勢いに乗ってキングジョージでも勝てるかどうかといった程度。しかし、人気の中心はやはりオーソライズドになろう。

したがってキングジョージに関して言えば、香港のヴェンジャンスオブレインに穴人気が集まっていることを考えてみても、今年は意外と混戦ムード。

もちろん、欧州はエクリプスSを境に3歳馬と古馬が激突することから、本当の意味での勝負は来月に入ってからということになりそうだが、昨年のキングジョージ、凱旋門賞の出走馬レベルと比較すると、今年は比較的くみしやすいような気がする。

メイショウサムソンについては、過去22年間凱旋門賞馬が出ていないという鬼門のフォワ賞ではなく(このレースは毎年頭数が少ない割りに激戦のレースとなり、ひいては凱旋門賞に向かう以前にピークが過ぎてしまう恐れがある)、できればバーデン大賞か愛チャンピオンS(バーデン大賞は賞金が少ないが、5年前にマリエンバードがここを勝って凱旋門賞も制しており、他の馬も凱旋門賞で好走するケースも少なくないことから、最近では穴場中の穴場レースとなっている。)、といったG1レースに出走させてやったほうがいいような気がするし、また凱旋門賞が終わっても日本に戻らず、BCターフを狙ってほしい気もする。

確かに凱旋門賞を制することが第一の目標ではあるが、それ一点にばかり気を取られてしまうと、昨年のディープインパクトのようになる恐れがある。

前述した通り、サムソンはとりわけ欧州色が強い血統なだけに、他の海外G1レースも視野に入れたほうが、ひいては凱旋門賞への道も開けてくるような気がするが。


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