いやぁ、久しぶりに高校野球ってみたが、これまた久しぶりに食い入るように15回まで見ていた。見ていてハラハラし通しだった。実際には6回途中からテレビで見たが。
史上2校目、中京商業(現在の中京大学中京高校)以来73年ぶりの夏の大会3連覇をかけた駒大苫小牧が8回表、三木のソロ本塁打で先制したが、その裏、夏の大会はまだ優勝がない(春は王貞治を擁し、1957年に優勝したことがある)早稲田実業は桧垣が左中間に二塁打。これを駒苫の中継プレイが乱れる間に桧垣は三塁へ進み、続く4番の後藤が右中間沿いに犠牲フライを放って同点に追いついた。
その後は駒苫の田中、早実の斉藤の両エースの力投で、お互いチャンスを何度か作りながらも得点には至らず、1969年の松山商業対三沢以来37年ぶりに決勝戦再試合となった。
この夏の大会は逆転に次ぐ逆転という試合が多く、視聴率も好調で、平日でもお盆以外の日にもかかわらず10%近い数字を挙げた日もあるとか。つまり巨人戦よりもはるかに視聴率を稼いでいるとのこと。
それでもPLのあの「KK」がいた頃と較べると視聴率はそこまでいっていないみたいだが、一時は民放側が中継を打ち切ろうかという話が出ていた(選抜の毎日放送は準決勝あたりからしか今は中継しない)ことを考えると、高校野球人気復活の様相が見られ、甲子園も連日超満員状態の試合が相次いだ。
ま、再試合も楽しみになってきたが、やはり、最後まであきらめない気持ちを持ち続け、その結果逆転に次ぐ逆転となれば、やはり見てみたくなるものだわな。スポーツ紙も高校野球が一面に来るケースがこの夏の大会は多かった。
ま、せいぜい公営競技も高校野球のこうした姿勢を見習ってもらいたいところ。