映画と本の『たんぽぽ館』

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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

2010年07月19日 | 映画(あ行)
事件は署内で起こっている


           
             * * * * * * * *


えーと、7年ぶりとのことですね。この作品。
ちょっと前に見たような気がするのに、もう7年も経っているなんて・・・。
「2」も7年前、劇場で見たはずなので、記録を探してみました。
ブログはまだ始めてなかったのですが、かろうじてこんなメモみたいなのが。
平成15年7月のものですよ~。


おなじみの作品。
こういうシリーズものは、キャラクターがおなじみなので、
するりと入っていけるので、見やすいといえば見やすい。
何年も経っているのに、皆さん昇格もせず、転勤もせず、相変わらず湾岸署にいらっしゃる。
まあね、楽しめればいいかってことで。
今回は、組織化されない犯罪グループと言うのが主題。
でもね、最後は一塊になってたけど、
私は、あれはネット上だけで実際的には全く見ず知らずのグループとしたほうが、
現代にマッチすると思う。
ほんとに、そんな人たちの集団自殺もアリの世の中だからねえ…。
今度は、すみれさんが死にかけると言う山場もあって、盛り上がったと思いますよ。
とりあえず、時間を忘れて楽しめる2時間。


           * * * * * * * *

なんだかこれが今回の感想です、といっても通りそうな感じです。
さてそれで、今回はようやく青島くんも係長に昇任ということですが・・・、
遅すぎるような気も。
そもそもこの作品、7年前に同じこと言っていますが、
お馴染みのキャラクターが出てきて入り込みやすい。
でもさすがに今回はマンネリ気味で、
別に無理して「3」を作る必要はなかったのではないかしらんと思ってしまいました。



ストーリーは・・・
まず湾岸署の引っ越し。
署内はてんやわんや。
そんな時に、金庫破りやバスジャックの事件があるけれども、
そのどさくさのうちに、銃が紛失。
そして盗まれた銃による殺人事件が起こる。
引っ越しの荷物を詰めながらも本庁の捜査に協力。
しかし、さらにこの混乱に乗じて署内に、テログループが潜入してしまうのですね。
そして、新署内に時限装置付き毒ガスを仕込んだ上で、建物ごと占拠。
中に大勢の署員を閉じ込めたまま人質として、数名の受刑者の解放を要求。
その顔ぶれは、かつて青島が逮捕に関わったものばかり。
この解放の目的は・・・?

という感じです。
ストーリーは以前の作品に関連していく。
どんなシーンもなんだか既視感が漂い、7年ぶりの割には全然新鮮みがない。
強いて言えば和久さんの甥役の伊藤淳史、
本店と所轄の調整役、管理補佐官役の小栗旬。
そのところはよかったですね。




そして、さすがなのは小泉今日子。
この方は、以前の作品の時も怖かったのを良く覚えていますが、今回もやってくれます。
彼女が出るシーンは体感温度が下がる感じで、ぞーっと寒気がしました。
まあ、見所はそこくらいですね。
青島くんが一人でシャッターを壊そうとするところ、
すみれさんがそれに答えて放送で語りかけるところ。
盛り上がるべきところなんでしょうけれど、
どうも盛り上がりきれず、なんだかなあ・・・という感じです。
もう、同じ柳の下のドジョウを狙うのはやめにしたほうがいいのでは・・・。


この方はいつもこんな顔


こちらも相変わらずの面々


2010年/日本/141分
監督:本広克行
脚本:君塚良一
出演:織田裕二、深津絵里、柳葉敏郎、ユースケ・サンタマリア、小栗旬、小泉今日子、伊藤淳史、内田有紀



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