鮮烈!! ニューヒロイン、リスベット
* * * * * * * *
もうまもなく公開終了となりそうなこの作品。
劇場はがらがらで寂しいくらいで、
こういうのはかえってなんだか落ち着かないのですが・・・。
でも、これは見逃さなくてよかったとつくづく思いました!!
ミステリファンなら、感激物の一品。
というか、これは原作の勝利ですね。
スウェーデンの作家スティーグ・ラーソン原作なんですが、
なんとこの方の処女作にして遺作。
出版直前に急逝されたそうなのです。
そしてこの作品は瞬く間に世界中の売り上げ2100万部という大ベストセラーに。
というわけで、これはお国もとスウェーデンの映画。
そのため俳優に馴染みはないのですが、ニューヒロイン、リスベットは鮮烈です!!
おっとこれでいいのか・・・という
かなり刺激的なシーンもありますが・・・。
硬派のジャーナリスト、ミカエルは、
40年前ある資産家の邸宅から忽然と姿を消した少女ハリエットの捜査依頼を受けます。
その協力をすることになるのが、背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー、リスベット。
調べるうちに、少女の行方どころか、
過去から各地で起こっている、いくつかの猟奇殺人事件の関連が浮かび上がってくる。
どうやらこの資産家、ヴァンゲル一族の中に犯人がいるらしい・・・・・。
資産家一族の住む孤島。
ナチスとの関連。
暗号。
聖書になぞらえた猟奇殺人。
ミステリファンにはたまらない、この舞台とお膳立て。
しかも、これまでにない謎解きキャラ、リスベットがたまりません。
まだしっかりとは解き明かされていないものの、暗い過去があるようです。
見かけは、黒ずくめの服装に鼻ピアス、というパンク系。
超過激でクール。
ハッキング能力ばかりではなく、
優れた映像記憶力、そして推理力をもつ。
とにかくかっこいいのです。
しかしかっこいいばかりでなく
暗い過去ゆえに、人のぬくもりを恐れているようなところがまた引き付けられる。
事件が始めは単に行方不明の少女を捜すということだけだったのに、
そこから本当の事件が発覚していくという筋立てがいいんですよね。
リスベットは本当はミカエルの動向を探るために彼のパソコンをハッキングしていた。
そのうちに彼が調べているハリエットのことを知り、
ある日、事件のヒントを直接ミカエルにメールする・・・なんていうのも、しゃれている。
そりゃー自分だけが知っている事件について、
突然見知らぬ他人にヒントをおくりつけられたら、たまげます!
数十年も前の猟奇殺人事件・・・
古典的なにおいを漂わせながら、パソコンをフル活用し、
まさに現代の作品に仕上がっているのもうれしいですね。
ラストも満足です。
二時間半という長さは全然感じませんでした。
早速もう続編も出来ているそうなので、次からは公開されたらすぐに観に行きます!!
2009年/スウェーデン/153分
監督:ニールス・アルゼン・オプレブ
出演:ノオミ・ラバス、マイケル・ニクビスト、スベン・バーティル・トープ、ステファン・サウク
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』予告編
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もうまもなく公開終了となりそうなこの作品。
劇場はがらがらで寂しいくらいで、
こういうのはかえってなんだか落ち着かないのですが・・・。
でも、これは見逃さなくてよかったとつくづく思いました!!
ミステリファンなら、感激物の一品。
というか、これは原作の勝利ですね。
スウェーデンの作家スティーグ・ラーソン原作なんですが、
なんとこの方の処女作にして遺作。
出版直前に急逝されたそうなのです。
そしてこの作品は瞬く間に世界中の売り上げ2100万部という大ベストセラーに。
というわけで、これはお国もとスウェーデンの映画。
そのため俳優に馴染みはないのですが、ニューヒロイン、リスベットは鮮烈です!!
おっとこれでいいのか・・・という
かなり刺激的なシーンもありますが・・・。
硬派のジャーナリスト、ミカエルは、
40年前ある資産家の邸宅から忽然と姿を消した少女ハリエットの捜査依頼を受けます。
その協力をすることになるのが、背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー、リスベット。
調べるうちに、少女の行方どころか、
過去から各地で起こっている、いくつかの猟奇殺人事件の関連が浮かび上がってくる。
どうやらこの資産家、ヴァンゲル一族の中に犯人がいるらしい・・・・・。
資産家一族の住む孤島。
ナチスとの関連。
暗号。
聖書になぞらえた猟奇殺人。
ミステリファンにはたまらない、この舞台とお膳立て。
しかも、これまでにない謎解きキャラ、リスベットがたまりません。
まだしっかりとは解き明かされていないものの、暗い過去があるようです。
見かけは、黒ずくめの服装に鼻ピアス、というパンク系。
超過激でクール。
ハッキング能力ばかりではなく、
優れた映像記憶力、そして推理力をもつ。
とにかくかっこいいのです。
しかしかっこいいばかりでなく
暗い過去ゆえに、人のぬくもりを恐れているようなところがまた引き付けられる。
事件が始めは単に行方不明の少女を捜すということだけだったのに、
そこから本当の事件が発覚していくという筋立てがいいんですよね。
リスベットは本当はミカエルの動向を探るために彼のパソコンをハッキングしていた。
そのうちに彼が調べているハリエットのことを知り、
ある日、事件のヒントを直接ミカエルにメールする・・・なんていうのも、しゃれている。
そりゃー自分だけが知っている事件について、
突然見知らぬ他人にヒントをおくりつけられたら、たまげます!
数十年も前の猟奇殺人事件・・・
古典的なにおいを漂わせながら、パソコンをフル活用し、
まさに現代の作品に仕上がっているのもうれしいですね。
ラストも満足です。
二時間半という長さは全然感じませんでした。
早速もう続編も出来ているそうなので、次からは公開されたらすぐに観に行きます!!
2009年/スウェーデン/153分
監督:ニールス・アルゼン・オプレブ
出演:ノオミ・ラバス、マイケル・ニクビスト、スベン・バーティル・トープ、ステファン・サウク
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』予告編
先週まで仕事が忙しく、どうやら、この作品は見逃してしまうことになりそうです。
そうですかぁ・・・
そんなに良かったですか。
うーん、残念。
ちょっと苦手感があって、敬遠していたのですが。
しかも、かなりヒロインにしてはむごいシーンもあったりして、実に過激ではあるのですが。
ミステリ好きにはしびれる作品でした・・・。
こういうのが好きだなんて言うと、自分の人間性まで疑われる感じですけどね(笑)
現在、翻訳物のカタカナ語に悪戦苦闘し、なかなか読み進まないミステリーをかかえております(年齢のせいでしょうか)。
ミレニアムの原作は、1・2・3がそれぞれ上下に分かれていて、計6冊。初めての作者の方の本、しかも翻訳本をいきなり6冊購入するのに躊躇しております。たんぽぽ様は読まれる予定がおありでしょうか?
本は、2010年版このミス海外編2位ですね。
私も翻訳物にはとても苦手感があって敬遠しがちです。
翻訳物に限らず、原作本と映画作品、どっちを先に見るべきか、というのは割と大事ですよね。
私はこのごろ、映画が先で本が後の方がいいのでは・・・?と思うようになりました。
本を先に読むと、自分の中のイメージと映画のイメージが微妙にずれることがありますし、
本の中の細かなエピソードが2時間足らずの映画ですっかり省略されたりして、
物足りなく思うことも多いですね。
映画が先なら、とりあえず大事なエッセンスを強調してあるので確かに面白くできあがっていますし、
登場人物のイメージは映画版をそのまま拝借すると、本にも入って行きやすい。
ついでに、映画にはなかった枝葉も楽しめるし、映画と本の違いをじっくり研究したりも出来る・・・
と、まあこんな訳なんですが。
ですから、この先この本を読むのは結構そそられますね・・・。
2・3を読めば知らない話も楽しめるわけで・・・。
がんばってみようかしらん・・・