現代のお伽話は「王子」も無力

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誰もが知る「眠れる森の美女」のおとぎ話を、
邪悪な妖精側の視点から描く実写作品。
だから主役は、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーが演じる“マレフィセント”です。

彼女は素晴らしくたくましい翼を持ち
自由に空を飛び回る妖精。
少女期の彼女が人間の少年ステファンと出会い恋に落ちます。
しかし、せっかく芽生えた愛も、
少年が長じて社会的地位を得たいという全く人間的な欲望に駆られるにつれて、変わっていきます。
ステファンは自らの欲望のために、
マレフィセントの愛を利用し、最大の裏切りを働くのです。
最愛の人に裏切られる辛さ・・・。
つまり、あの悪い妖精がオーロラ姫に掛けた呪いというのは、
このことが原因だったわけですね。

しかし、まだ赤子のオーロラ姫の無垢な愛らしさにふれるうちに、
マレフィセントの気持ちも変わっていくのですが・・・。

うーむ、両親から引き離され、
あんな頼りないおばさまたちに育てられたにしては、
なんと明るく心優しく育ったオーロラ姫・・・。
それこそ「ゴッドマザー」が見守ったおかげ?
そもそも、その呪いを信じるならば、
16歳の誕生日の前日までお城で両親と楽しく暮らしたっていいではないかと、
ツッコミを入れたくなりますが・・・。
本作の呪いをとく「真実の愛」のキスは王子様のキスではありません。
我が身を犠牲にしても相手を慈しみ守ろうとする気持ち。
これぞ、「愛」。

ふう、それにしても、アメコミの映画化と並んで
このようなファンタジーも、見れば面白いのは確かですが、
わざわざ劇場で見るまでもないなあ・・・という気持ちが強まってきました。
だからやっぱり、「シンデレラ」も、後日見ることにします。
「マレフィセント」
2014年/アメリカ/97分
監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、サム・ライリー、シャルト・コプリー、イメルダ・スタウントン
現代のファンタジー度★★★★☆
満足度★★★☆☆

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誰もが知る「眠れる森の美女」のおとぎ話を、
邪悪な妖精側の視点から描く実写作品。
だから主役は、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーが演じる“マレフィセント”です。

彼女は素晴らしくたくましい翼を持ち
自由に空を飛び回る妖精。
少女期の彼女が人間の少年ステファンと出会い恋に落ちます。
しかし、せっかく芽生えた愛も、
少年が長じて社会的地位を得たいという全く人間的な欲望に駆られるにつれて、変わっていきます。
ステファンは自らの欲望のために、
マレフィセントの愛を利用し、最大の裏切りを働くのです。
最愛の人に裏切られる辛さ・・・。
つまり、あの悪い妖精がオーロラ姫に掛けた呪いというのは、
このことが原因だったわけですね。

しかし、まだ赤子のオーロラ姫の無垢な愛らしさにふれるうちに、
マレフィセントの気持ちも変わっていくのですが・・・。

うーむ、両親から引き離され、
あんな頼りないおばさまたちに育てられたにしては、
なんと明るく心優しく育ったオーロラ姫・・・。
それこそ「ゴッドマザー」が見守ったおかげ?
そもそも、その呪いを信じるならば、
16歳の誕生日の前日までお城で両親と楽しく暮らしたっていいではないかと、
ツッコミを入れたくなりますが・・・。
本作の呪いをとく「真実の愛」のキスは王子様のキスではありません。
我が身を犠牲にしても相手を慈しみ守ろうとする気持ち。
これぞ、「愛」。

ふう、それにしても、アメコミの映画化と並んで
このようなファンタジーも、見れば面白いのは確かですが、
わざわざ劇場で見るまでもないなあ・・・という気持ちが強まってきました。
だからやっぱり、「シンデレラ」も、後日見ることにします。
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アンジェリーナ・ジョリー,エル・ファニング,シャールト・コプリー,レスリー・マンヴィル,イメルダ・スタウントン | |
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「マレフィセント」
2014年/アメリカ/97分
監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、サム・ライリー、シャルト・コプリー、イメルダ・スタウントン
現代のファンタジー度★★★★☆
満足度★★★☆☆
数十年後には王子そのものが出てこなくなっていたりして・・・と思ってしまったのでした。
わたしは呪いの前半「この子は誰からも愛される子になるだろう。」という部分に自分がかかっちゃったマレフィセントにつっこんでいたんですが。
>16歳の誕生日の前日までお城で両親と楽しく暮らしたっていいではないか
これも本当にその通りですね!
ま、でも、まずまず楽しめた一作です♪
いやいや、王子様に憧れる女の子の気持ちは不滅だと思います。
でもやっぱり、ただ待つだけでなく、王子様に頼りっきりでもなく、女子のたくましさは今後ますます大きくなっていくのでありましょう。