狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「行き詰まってきた」鳩山首相、普天間移設で

2009-12-10 08:08:08 | 普天間移設

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「普天間移設」に関しては昨日までで、実に5日連続のエントリーになる。 さすがに同じテーマでランキングを維持するのキツイので、そろそろ今日当たりは別のテーマをと考えていたのだが・・・。

今朝の沖縄タイムスの一面、社会面(計四面)を占拠している平野官房長発言を見て、又しても「普天間移設」でエントリーと相成った。

一面トップの大見出しはこれ。

普天間飛行場

騒音減へ住民移転言及

官房長官「一つの例」強調

普天間移設に関して発言している関係閣僚は、鳩山首相、岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄相(兼任)、平野官房長官などがいるが、彼らがてんでバラバラ、統制の取れない糸の切れた凧のように勝手に「一つの例」として発言するから、やれ硫黄島だ、やれ嘉手納だと思いつき発言が流布している。

おかげで北沢大臣などは急遽グアムに飛んで視察したが、「グアムは日米合意に反するし、(移設が)頓挫する」と最初から解っている間抜けな発言をする始末。

負けてはおらじと平野長官は、普天間住民の安全を考えるなら「住民が移転する」という究極の思いつきに至ったのだろう。

平野発言は、鳩山首相が連発する「県民の思いを重く受け止める」とは裏腹に、普天間移設を一種のゲームととらえ、住民をまるで血の通わぬ将棋の駒としか見ていないという鳩山政権の本音が垣間見えて興味深い。

さぁ、「基地難民」となった普天間住民の落ち着く先は何処。

硫黄島か、グアムか、はたまた世界へ散って流浪の民となるか。

例によって沖縄紙は更新が遅いので、東京新聞を引用する。

平野官房長官は「極端な話」と前置きはしているが、同記事を紹介してくださった読者の「ねここねこ」さんのコメントにもあるように、極端すぎる!

首相、普天間で具体策提示の意向 米軍再編行程表に影響も 
2009年12月9日 13時10分

 鳩山由紀夫首相は9日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し「12月になっているので、米国に交渉材料として主張する方針を固めていく」と記者団に述べた。米側に対し「交渉材料」となる具体策を早期に提示し、正式協議に入りたいとの意向を示したものだ。これに関連し平野博文官房長官は記者会見で、日米合意した在日米軍再編のロードマップ(行程表)について、実行が遅れるなどの影響が出る可能性に言及した。

 首相は、移設問題が日米同盟に悪影響を与えているとの指摘には「先方はそういう意見を述べるかもしれないが、まだ正式な交渉の中での話ではない。かなり難しい局面だが、解答や解決策はある」と強調した。

 一方、平野氏は「普天間問題(の解決)に時間がかかれば在日米軍再編のプログラムが多少変わる可能性がある」と指摘。同時に沖縄県民の負担の軽減策として(1)普天間飛行場のヘリコプターの機数削減(2)ヘリ部隊の沖縄県外などへの移転―のほか、「極端な話」と前置きした上で、飛行場周辺の住民の移転も挙げた。

(共同)
                     
 ◇

「平野発言」を受けて、沖縄タイムスは第二社会面の見出しを、「本末転倒 意識にずれ」で飾っているが、通常沖縄タイムスに異論を唱える当日記だが「本末転倒」の見出しには同意せざるを得ない。

ただへそ曲がりの筆者としては、下衆の勘繰りでもしたくもなってくる「軽い発言」(タイムス)ではある。

内閣の大番頭とも言える重要役職の官房長官が「極端な話」とは言え、こんな本末転倒な発言をするだろうか。

平野長官は、これまでの「県民の基地被害を軽減する県外移設論」が、結果的に「普天間移設」の白紙化となり、基地の固定化に繋がることを一番恐れているのではないのか。

そして平野長官は、「県民の思いを重く受け止める」という一見優しそうな文言には「固定化」による普天間住民の「小指の痛み」については一顧もされていないことを憂慮しているのではないのか。

(⇒小指の痛みは普天間の痛み 角を矯めて牛を殺す気か!

心優しい平野長官は、活発に飛び交う「県外発言」が普天間住民の「小指の痛み」を完全に忘れ去っているのを見て、逆説的に「極端な話」を持ち出して、注意を普天間住民に向けたのではないのか。

おっと、下衆の勘繰りが過ぎて、平野長官を買いかぶリ過ぎたようだ。

学級委員のような鳩山内閣の閣僚に過ぎない平野長官にこんな深読みの言動ができるはずも無い。 単なる筆者の妄想としてスルーしてほしい。

12月8日のエントリーで、次のように書いた。

《ある問題がこじれた場合、通常は時間の経過とともに、問題点が煮詰まってくるものだが、今回の普天間移設に関しては、時間が経てばその分だけますます混迷していくのはどうしたことなのか。》

鳩山首相が当日記を読んでいるとは思えないが、その日の夕方の報道で、鳩山首相は、18日にコペンハーゲンで開かれる「COP15」の首脳級会合の機会に日本側の対処方針を伝えたい考えで、「(対処方針を)決める方向で努力している。かなり詰まってきていると思う」と記者団に述べている。 

 

同盟協議先送り=米、普天間「越年」に反発(時事通信) - goo ニュース 2009年12月8日(火)18:03
(前略)
 同盟深化の協議について日本側は、外務・防衛担当閣僚を中心に年内にも論議を始め、来年11月の米大統領の再来日の際、成果を公表する意向だったが、普天間問題の難航により、作業の遅れは必至となった。一方、首相は8日午後も外相、北沢俊美防衛相、平野博文官房長官、前原誠司国土交通相を首相官邸に呼び対応を協議した。首相は18日にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の首脳級会合の機会に日本側の対処方針を伝えたい考えで、外相らとの協議後、「(対処方針を)決める方向で努力している。かなり詰まってきていると思う」と記者団に述べた。

                  ◇ 

検索してみたら、実は12月5日の毎日新聞が、普天間移設で迷走する鳩山首相を取り上げたコラムで「煮詰まる」という言葉を解説しているので、それを借用するとこうなる。

余録:
 「それはここで速断せずに、もう少し煮詰めて……」。会議で問題を先送りするときの決まり文句だ。赤瀬川原平さんは著書「優柔不断術」で、これぞ狭い島国の農耕社会が生んだ知恵という。時間に仕事をしてもらうのだ▲「鍋の中でというより、一本の時間の中でぐつぐつと煮詰める。そうするとその件が、ほどよくこなれて、柔らかくなり、味がしみ込み、よくなじんで、ムリのない結論に仕上がっていく。……なんとなく結論を先送りしているうちに、……とにかくいつの間にか解決している」▲年季の入った日本人の問題先送り術である。それが政治でも通用したのは、以前なら大方の問題は先送りすれば経済成長が解決したからだ。だが今や国内問題もそうはいかない上に、ことは名うての優柔不断嫌いの米国相手の外交である▲沖縄の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相は年内の決着を見送る構えだという。関係閣僚には日米が合意している名護市辺野古に代わる移設先探しを指示したが、その背景には連立離脱をほのめかした社民党への配慮がある▲あきれるのはこの問題での首相はじめ閣僚の変転極まりない発言だ。それもこれもいずれうまく煮詰まると首相は考えているようだが、ことは過去の外交合意を見直す力業だ。米国が交渉に応じ、沖縄県民が受け入れられる方策への首相自身の見通しなしにうまくいくはずがない▲先の見通しを欠いた時間稼ぎは、米国の不信を高め、沖縄の怒りをつのらせ、しかも肝心の移設は何一つ解決しない最悪の結果を招きかねない。煮込んだあげくに形もなくなるような首相のリーダーシップはごめんだ。

                    ◇

鳩山首相が当日記を読むことは無いとしても、毎日新聞なら読む可能性は充分ある。

首相がこのコラムを読んで「かなり詰まってきている」と発言したとしたら、言葉の意味を取り違えている可能性もある。

「煮詰まる」と「詰まる」では場合によっては反対の意味になる。

「煮詰まる」が時間の経過とともに具体化することを意味するのに対し「詰まる」は「行き詰まり」や「フン詰まり」でも分かるとおり、北沢大臣がいみじくもグアム移設案に使った「頓挫」を意味する。

その後も揺れ動く鳩山発言を見ると、首相の「詰まる」発言は文字通り「行き詰まり」、つまり普天間移設の「頓挫」を予感した発言ではないのか。

鳩山政権の普天間移設に関して、結局今日で六回連続でエントリーしてしまったが、あまり続くと妄想が勝って来るのでこのくらいにしたい。

 

【追記】 9:50

沖縄タイムスに。は、オピニオン欄とは別に「『普天間基地』県民の声 ホットライン」というコーナーがあり、連日電話をした読者の声を紹介している。

ほとんどが「県外」を訴える声なので斜め読みしかしないが、時々は「バランスを取って」のアリバイ作りに、反対意見を掲載するのだが、今日はそのアリバイ作りの声を掲載していた。

辺野古案に賛成

上原さん(45)

仲井真知事が県民のことを考えていないと言っているのは、辺野古移設反対派だけ。 私は辺野古移設賛成です。 県民皆が移設反対というのは間違っている。 米軍がいるから事故、犯罪を起こすといっているが県民だって事故、犯罪を犯す。 いかにも米軍だけが悪者、犯罪者みたいな言い方も辞めて欲しい。 米軍だっていいことはする。 ただメディアが報道しないだけ。(北中城)》

不良米人と不良女子中学生の「ナンパ・トラブル」で県民大会を開くということは、それだけ米兵による性犯罪が少ないということになる。

「犬が人を咬んでもニュースにならないが、人が犬を咬んだらニュース」になるの例えどおり、県人の性犯罪の度に県民大会は開いてはおれない。

以下は「視界」さんよりの引用です。

外国人の性犯罪と県民の性犯罪とどちらが多いのでしょうか。
人数が違うと言われればそれまでですが、県民の犯罪が多いから「いつものこと」と報道しない(報道は小さく)というのでしょうか?

沖縄署は15日、沖縄市の14歳の女子中学生への傷害容疑で、同市の飲食店従業員の男(20)を逮捕

17日、宮古島市で17歳の女子高生2人が中年男に「道案内」を理由に車に乗せられ、
車内で体をさわられたあと、開放される事件が発生。
被害者の証言から、26日になって那覇市の自営業の男(42)が、
わいせつ目的誘拐・強制わいせつ容疑で逮捕


22日午前10時45分ごろ、
沖縄本島中部の女子小学生(11)に対し、
宜野湾市の無職男(74)が「わいせつな行為」をしたとして、
宜野湾署が強制わいせつ容疑で緊急逮捕


(多すぎて以下省略)


ちょっと調べただけでどんどん出てきます。

◆田母神講演会のお知らせ

 

         田母神俊雄氏が語る!

      日本人の誇り

     日本の中の沖縄、世界の中の沖縄、

     日本人としての誇りとは・・・・

 

◆講師: 前航空幕僚 田母神俊雄氏

◆日時: 2009年12月16日(水)
      
19:00~21:00(開場18:00)

第一部 田母神俊雄氏 基調講演

第二部 (社)沖縄青年会議所理事長との対談

◆場所: 沖縄市民会館大ホール  ⇒地図

◆チケット: 1000円(前売り・当日)

※定員1500席 早めにお買い求め下さい。

【主催】

社団法人 沖縄青年会議所

〒904-0032 沖縄市、諸見里2-7-15

電話(098)932-6700

 

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2 コメント

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はじままして。 (ウッドスミス)
2009-12-10 17:40:35
ブログ、拝見いたしました。
札幌で「アイヌ利権」について色々と書いておりますが、沖縄問題に共通するところが多々あり興味深く拝見しております。

沖縄も北海道も、どの方向に進み、これから先、何十年後に何と語られているのでしょうね。

Unknown (涼太)
2009-12-10 23:24:35
狼魔人様

例の八ツ場ダム問題では、地元住民が晒し者にされ、村役場に抗議の電話が殺到したそうですが、今では周辺の市町村全てがいや国民の過半数が八ツ場ダム建設中止に批判的です。
物事を理詰めで考えれば、明らかに民主党政権の方に非があります。
辺野古問題でも明らかに左翼団体は、名護市民を悪者にしようとしています。当初盲目的に民主党を支持した人達も、最近では事の次第がわかってきて、名護市民に同情的です。
根回しを大事にし、話がほぼ煮詰まってから発表した自民党と、何の根回しも無しに自己の考えだけでポンポン物を言う民主党。行き詰まるのは当たり前です。日本各地の伝統的な祭り。実は一番の大役は当番町の世話役です。ほぼ一年各町内との調整に忙殺されます。農耕社会の日本は祭りを通してこの根回しと言う作業を代々伝えてきたのかも知れません。そういえば政治のことを政(まつりごと)とも言いますね。日本の伝統をことごとく壊していく民主党ですから、まつりごとなどどうでもいいのでしょう。


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